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日本IBM_ES(2020卒_本選考)

日本IBM、2020卒_本選考の通過エントリーシートです。

エントリーシート概要

年度:2020卒 選考:本選考 職種:エンジニア

IBMではお客様の成功に全力を尽くし、お客様や社会にとってかけがえのない存在になることを目的としています。あなたはIBMの一員として、お客様や社会にどのような貢献をしたいですか?希望職種を選択した理由に触れながら具体的に記述してください。(500文字以下)

『ドラえもんのポケット』になること、これが私の目指すお客様と社会への貢献です。貴社のインターンシップにてIBMワトソンを利用したサービス作りを体験し、正にそれはドラえもんのポケット内部の働きであると感じました。創造力と技術力によりチームで問題を解決し、新たな価値を生み出す充実感と喜びを経験したと同時に、サービスを臨機応変に提供してどんな問題も解決する仕事であることを実感しました。貴社で働く魅力は、課題解決に取り組む世界中の仲間と協力して、お客様に他の事例を踏まえた多様な解決策を提案し、開発から保守までの全工程に責任を持ち、一括してサポートできることです。課題を分析して解決手段を論理的に考え、技術を駆使してシステムを作り上げるITスペシャリストは、私が部活動や留学経験で培った粘り強さと対話力を活かせる職種だと考えています。入社後にはワトソンを利用して、人間の助手としてのAIの活用を拡大し、課題解決を通してお客様、そして社会の人々の活動環境改善を成し遂げたいです。「こんなものがあったらいいな」という夢を叶える魔法のポケットとして、今までになかった唯一無二のサービスを提供することが目標です。

IBMは世界に価値のあるイノベーションを届けることを企業理念の一つとしています。あなたが取り組んだイノベーションについて教えてください。イノベーションの定義は様々です。何か新しく生み出したことでも、現状を改善した経験でも、ささいなことでも構いませんので、具体的に記述してください。(500文字以下)

私が起こしたイノベーションは、組織の仕組みを作り変えることによって、メンバーの意識を受け身から自発へと変化させ、より良い結果を導く、というものです。大学の部活動として管弦楽団に所属し、チェロパート総勢11人のリーダーを務めていた私は、当初、メンバー間の技術面のばらつきや、トップダウン型のパート組織であることに悩んでいました。一人一人と向き合い意見を聞くよう心掛けましたが、私一人で全員を支え、引っ張ることには限界がありました。そこで考案したのが、「相互メンター制度」です。2人ペアで一緒に練習して互いにアドバイスし合うもので、楽器の経験年数や学年といった立場に関係なく、意見を言い合う場を作り、みんながみんなを支える意識を持つことを目指しました。これによって、次第に個人が自発的に課題を考えて練習に取り組めるようになっていき、パート全体としての技術力が向上し、さらにはメンバー同士の連帯感が強まり、結果として演奏会の成功に繋げることができました。この経験から、組織を引っ張るだけでなく、メンバーが互いに高め合う環境づくりもリーダーの重要な役割であることを学び、自身の認識にも変革が起こりました。

IBMではグローバルチームの一員として、全ての関係者に誠実に対応し、自らの責任を果たすことが求められます。あなたが他者と協業して何かを達成した経験について具体的に記述してください。ただし、他の設問とは異なる体験について記述してください。(500文字以下)

留学中、現地大学の学生4名と共に茶道体験会を主催した経験です。アニメやマンガだけでなく、自分に経験がある伝統的な日本文化の理解を広めたいと思い、現地在住の茶道の先生を探し、大学で日本語を学ぶ学生らに協力を呼びかけて準備を始めました。その過程では、前例が無いことや私の英語での会話力不足から、協力してくれる学生たちと意見が噛み合わず、断念しようと考えた時もありました。しかし協力者の学生たちの、ぜひ開催したい、と言って準備を進めようとしてくれる姿勢が、提案者としての責任感を奮い立たせました。絵や身振り手振りを交えて何度も考えを説明すると同時に、対象である現地学生にとって楽しく茶道を理解できる内容にするため、協力者の学生たちの意見を積極的に取り入れることを大切にしました。椅子に座らず正座したい、手作りで和菓子を用意したい、といった互いの希望方針を一致させた議論を心掛け、1か月かけて粘り強く対話を重ねた結果、約30人を招き、茶道の魅力が伝わる体験会を開くことができました。言語や文化的背景が違う中で協力して会を作り上げたことで、相手の立場を尊重しコミュニケーションを重ねる大切さを学びました。