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富士フイルム_ES(2020卒_本選考)

富士フイルム、2020卒_本選考の通過エントリーシートです。

エントリーシート概要

年度:2020卒 選考:本選考 職種:総合職

大学及び大学院時代で、一番力を入れて取り組んだことは何ですか?その取り組んだ内容について、どのような「想い」を持って取り組んだか、その想いの実現に向けてどのように行動したかや、取り組みの結果を踏まえて、お書きください。(400文字以内)

私が学生時代に最も力を入れて取り組んだことは、ドイツでの長期留学中に行った、現地に住むトルコ系移民を対象とした移民統合政策に関するフィールドワークだ。私は在学中、ドイツの移民統合政策の研究に注力してきた。しかし、座学だけで政策の実態をつかむことに限界を感じ、政策の対象者である移民の生の声を聴きたいという想いからこの活動を行った。当時、現地のモスクに取材許可を得て、10代~60代の男女合わせて30人以上から証言を取ることを目標に聞き取りを行っていたが、政治的な話題に警戒を示され、まともな調査ができなかった。その中で彼らと本音で語り合えるような信頼関係を結ぶべく、約半年間モスクに通い詰め地道に距離を埋めていった。結果、目標を大幅に上回る50人以上の方から統合政策に対する本音を聞き出すことに成功した。この経験から、逆境の中でもできることから地道に取り組むことが、大きな成果に繋がることを学んだ。

今までに直面した一番大きな困難は何ですか?その困難をどのように乗り越えたかや、 その経験を通して何を学んだかを踏まえて、お書きください。(400文字以内)

高校時代に硬式テニス部の部長を務め、部を改革する過程で部内を二分してしまったことだ。当時部活には、コート環境の不足から短い練習時間しか取れないために、「負けて当然」という空気が流れていた。勝てるチームにすべく動いたが、その過程で改革派と反対派に分裂してしまった。チームを一つにすべく、全体ミーティングを開き、改革に関して徹底的に議論した。そこで、反対派の人たちが1初心者のため練習についていけるか不安だということ、2レギュラーではないためやる気が起きないこと、が分かった。これを解決すべく、1に対し経験者とのバディ制を導入しフォロー体制を築き、2に対し対外試合を増やしてレギュラー以外が活躍する場を設けた。結果、反対派の人達の練習に対する意識を高めることができ、部全体の力を引き上げることができた。この経験から、人を巻き込むには、ただ先導するだけではなく、全体をモチベートすることが重要だと学んだ。

あなたにとって、仕事とは何ですか?あなた自身が大切にしている価値観などを踏まえて、お書きください。(400文字以内)

私にとって仕事は、「自己成長の場」であると同時に、その成長を「自らの価値として社会に還元する場」である。私は在学中、研究を通じて日々様々なことを吸収し、自己の能力・知識の研鑽に努めており、それ自体に面白みを感じていた。しかし、1番に私を動かしていたのは、その成長による研究成果が、学問及び社会の発展に寄与できるという点だった。学会の場で、私独自の視点を提供することにより、新たな議論が生まれ、社会課題解決の糸口となる。そのことがやりがいであり、喜びだった。このように、「成長」とその先にある「誰か/何かに私自身の価値を提供できること」が物事に取り組む際の私の原動力となっている。そのため、仕事においても、様々な人との出会い、新たな経験を積む中で自分自身を大きく成長させたいと考えている。そしてその成長の中で「私だからこそできること」を見つけ、それを自らの価値として社会に提供したい。