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本当に正しい、ES・履歴書で使う「写真」の扱い方

就活をしていれば履歴書やESで必ず使うのが「写真」です。写真はあなたの印象を決める重要なものと理解しましょう。この記事では履歴書・ESで使う写真の扱い方やよく聞かれる設問への回答方法をわかりやすく解説します。

履歴書・ESで求められる「証明写真」が重要な理由

毎年、多くの就活生が「証明写真を撮り忘れ、近くの自動撮影機にある写真を使った」という経験をすることがあります。証明写真の重要性を認識していない就活生の方も多いのでは?

しかし結論から言うと、証明写真にもある程度の重要性があるポイントです。

その理由として、証明写真は、企業の採用担当者が初めてあなたの顔や見た目を確認し、あなたの第一印象を形成するため。就活生は「第一印象を見極められている」という意図をしっかりと汲んで写真を添付する必要があります。そのため、就職活動においては、証明写真は非常に重要なものとして認識すべきです。

就活時に履歴書・ESに貼り付ける写真として、最近では、「あなたらしい写真を貼って下さい」という設問が設けられることも。このことからも企業の採用担当者が写真を重要なものだとわかります。写真はあなたの印象を形作るものなのです。

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履歴書・ESに対する「証明写真」の貼り方マナー

ここから就活の際、履歴書・ESに証明写真を貼る場合の注意点を解説します。ポイントは4点あります。

まず1点目は、きちんと全体を糊付けしてしっかりと貼り付けることが大切です。企業側から指定がない限り、必ず証明写真用の写真を使うのがマナーです。普通の写真やプリント写真などを貼り付けてはいけません。そのようなことをすれば、企業の採用担当者に対するあなたの印象はかなり悪くなります。

証明写真の裏側なんて誰も見ないと高を括ってはいけません。企業の中には、採用活動の参考にするために、わざわざ写真の裏側に名前が書いてあるかどうかをチェックしているところもあるのです。また、証明写真で使う写真は、3ヶ月以内に撮影したものを貼るのがマナーです。これは、3ヶ月以上経過すると、髪型などが変化して別人のように見えてしまうのを防ぐためです。

2点目は、写真が剥がれた場合を想定し、写真の裏側に名前を記入すること。記入する項目は、企業側が判別できるように、大学名と自分の名前を書きましょう。写真が剥がれてしまうと、誰の写真なのかがわからなくなってしまいます。それを防ぐためにも、貼り付ける写真にはきちんと名前を書くようにします。名前が書いてあれば、写真が剥がれても誰のものかわかるからです。

3点目は、証明写真は履歴書・ESの写真欄に合うようにきちんとカットすること。通常、写真欄には写真貼り付けの目安となる枠があります。証明写真の規格として、縦4cm×横3cmとなっているため、写真貼り付け用の枠がない場合でも、写真のサイズについて指定がある場合がほとんどなので、指定の通りのサイズとなるように写真はカットしましょう。

4点目は、就活のときに使う証明写真はあなたの印象を左右するもののため、服装・表情・髪型に注意を払うこと。就職活動で使うものですから、証明写真を撮影する際には必ずスーツで撮影しましょう。

男性は必ずネクタイを着用して撮影します。基本的には、カメラを真っすぐに見て写真を撮影します。顎は上げず少し引くと明るく真面目な印象を与えることが可能です。口元は閉じたまま口角を少しだけ上げることによって、やや微笑んでいるようにすると印象が良くなります。男性は額を出すようにすると、顔全体が明るい印象となります。女性も前髪は分けてまとめ、髪の毛が顔を隠さないようにすると印象が良くなります。

履歴書・ESでは、「写真」を使った設問が課されることも

採用活動をする企業の中には、写真を使った設問を設けるところもあります。企業が写真を使った設問を設ける理由は、あなたがどんな人なのかをより良く理解したいからです。

そのために、「あなたらしい写真を添付し、その説明を書いて下さい」「あなたの人間性を最も表す写真を添付し、説明を記述して下さい」「あなたの大学生活を最も表す写真を添付し、その説明を記述して下さい」と言った設問を設けます。

この設問からも分かる通り、企業の採用担当者は写真からあなたの人柄を判断しようとしています。そのために適切な写真を選ぶことができるかどうかをこうした質問から図ろうとしているわけですから、きちんとその意図を理解して写真を選択することが面接に呼ばれるためのポイントです。

このような設問がある場合には、必ずしも証明写真を使う必要はありません。ただし、あなたの顔が小さくて誰かわからない写真などは使うべきではありません。ES・履歴書に貼る写真はあなたがどんな人なのかを採用担当者がイメージするためのもの。このポイントをはずしてはいけません。

履歴書・ESにおける「写真」を使った設問の対策方法

ここまでは履歴書、エントリーシートに証明写真の添付を求められた場合の注意点をお伝えしました。しかし、エントリーシートでは、「学生の個性を知りたい」といった理由から写真を用いた質問を行う場合があります。

それでは、企業が写真を使った設問をしてきた場合にはどう対応したら良いでしょうか?以下では、写真を使った設問の対策方法についてわかりやすく解説していきましょう。

写真を使った設問1 「あなたらしい写真を添付し、その説明を書いて下さい」

「あなたらしい写真を添付し、その説明を書いて下さい」という設問が課された場合には、証明写真を使うのではなく、あなたの趣味志向ともっとも合致するユニークな経験、こちらに関連する写真を使うと効果的です。

例えば、資格の勉強を頑張った人であれば、合格証と一緒に写った写真を使うなどがあります。このような写真を使えば、実際に面接の際に資格を頑張ったというエピソードを話しやすくなりますし、資格を取るために努力したことを説得的に示すことが可能です。

この設問を行う企業の狙いは「学生の個性、経験を知る」こと。そのため、自分が力を入れたことや経験と紐づく写真を使って下さい。設問対策のためだけに撮った写真は、その後面接などで突っ込んだ質問をされたときに、答えにくくなるデメリットがあります。

設問がある場合、履歴書・ESに写真を貼るのはあなたの人柄について面接で突っ込んで聞くことが予め想定されているわけですから、きちんと面接に行った後のことまで考えておく必要があります。

写真を使った設問2 「あなたの人間性を最も表す写真を添付し、説明を記述して下さい」

その他の設問として、「あなたの人間性を最も表す写真を添付し、説明を記述して下さい」というものがあります。人間性を最も表す写真ですから、ここでの写真はサークル活動・ゼミ活動などの写真ではありません。

この設問に対する回答方法として、まず伝える「自分の人間性」を決めること。例えば、「真剣に物事に取り組み、成果を出す」、これが自分の人間性の特徴とします。そしてあなたがスポーツに取り組んでいた場合、サッカーでゴールを決めた時の写真などを選ぶようなイメージです。

つまりあなたが伝えたい「自分の人間性」これに沿った写真を使うことが重要なポイントとなります。

この設問の場合には、「普段の自分を写した写真を使う」よりも、「意図的に自分の長所をアピールできる写真を使う」ことが重要です。そのため、自分の長所をアピールできるような写真を意図的に撮影することが鉄則です。そして、この写真はあなたのどんな人間性を表したものなのかを端的に説明する必要があります。

写真を使った設問3 「あなたの大学生活を最も表す写真を添付し、説明を記述して下さい」 最後に「あなたの大学生活を最も表す写真を添付し、その説明を記述して下さい」という設問の注意点をお伝えします。この質問の意図は、あなたが大学時代に取り組んでいた活動内容を知るために、企業の採用担当者が知ろうとして課したものです。

回答のポイントは、いたってシンプルで、自分がもっとも力を入れた/熱心に取り組んだ活動の写真を選び、履歴書・ESに貼ること。ゼミ活動の写真、サークルの写真など、自分が力を入れた写真を貼るようにします。この活動の場合、どんなことを頑張ったのかに焦点を当てることがポイントです。

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