"ベンチャー企業"の定義とは?
就活でよく聞く「ベンチャー企業」ですが、定義が明確に決まっているわけではありません。アカデミックの世界では、以下のようにベンチャー企業は表現されています。
(以下では、ベンチャー企業をVBといった略称で表現しています)
・ベンチャー、大企業の違い よくベンチャーと比較される大企業ですが、言葉の定義という面では、そもそも比較できるものではありません。
ベンチャーは明確な定義がないに対し、大企業は法律で明確に定義が決まっています。その基準の例として、製造業の場合は資本金が3億円以上でかつ従業員が300人を超える会社が大企業になります。
この大企業というくくりの中に、就活でよく聞く「大手」や「準大手」「中堅」といったくくりが存在します。
・ベンチャーと中小企業の違い 大企業とベンチャーの比較同様、中小企業とベンチャーも比較できるものではありません。中小企業も同様、法律で定義されています。
イメージとしては、「大企業」のくくりに入らなかったものが、ベンチャー企業になります。例えば、製造業の場合は資本金が3億円以下でかつ従業員が300人以下など。
まとめると、ベンチャー企業とは「技術的、概念的に新しい技術を用いて、創造的な事業を行っている企業」です。多く存在するベンチャー企業を一般化した上で、やりがいや働き方のメリットを述べるのは非常に難しいです。
今回は、設立10年以下従業員数100名以下の一般的なベンチャー企業像を元に、働くメリットなどを述べていきます。
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ベンチャー企業で働くメリットとは?
ベンチャーで働く際のメリットとしては3つあります。その各々を紹介して行きます。
ベンチャーで働くメリット① 裁量権の広さ ベンチャーで働くメリットの1つは、裁量権の大きさ。裁量権とは、一般的にその人が自分の考えで自由に物事を処理する権利と言われます。この裁量権を仕事に置き換えれば、自分が持てる影響範囲が広いことを指します。上司からの指示で動くのではなく、自分で考えて自分で行動するチャンスがあるのです。
またベンチャー企業で一定のポストを得れば、プロジェクト・事業全体に携われることができます。プロジェクトの代表者として、計画から実行、そして経営の部分まで、すべて関わるチャンスが広いという意味でベンチャーは魅力的な環境と言えます。
一方で大企業では、業務やプロジェクトの規模が必然的に大きいため、多くの人手が必要となります。そのため各プロジェクトの作業が細分化され、細切れになって各人に任されていきます。例えば、「カレーを作る」という仕事があった時、「野菜を切る」作業にしか関われないこともあるイメージです。
この影響力の広さが、仕事に対する充実感や楽しさに関わることを頭の隅においてください。
ベンチャーで働くメリット② 挑戦できるフィールドが広い ベンチャーで働くメリットの2つ目は、挑戦できるフィールドが広いこと。仕事の領域に対して人手の絶対数が少ないベンチャーでは、多くの領域に挑戦できるでしょう。例えば、ネットメディアを運営するベンチャー企業では、編集者、ライター、マーケッター、SNSの運用、アルバイトのマネジメント、事業戦略立案など様々な仕事の領域があります。
そして例えば、社員が3人しかいない場合、一人の社員が複数の領域仕事を兼任するため、多くの幅広い業務を経験できる可能性があるのです。
ベンチャーで働くメリット③ 上の役職になりうるチャンスや時間軸が広い メリット3つ目は、大手企業で言う課長や部長など役職につくまでの時間軸が短いこと。多くのベンチャー企業では、「新卒4年目の若手社員を執行役員に抜擢」「新卒3年目で、10人の部下を持つ」などはよく聞く話。
つまり、比較的若い年次で事業戦略や経営管理など大手企業ならば。30代40代の方が経験する仕事を20代で経験するチャンスがあるのです。若い年次でメガベンチャーの執行役員になった社会人のインタビューが知りたい方はコチラをチェックしてみて下さい↓
ベンチャーに合う人の特徴
ここではベンチャー企業に合う人の特徴を紹介しています。
ベンチャーに合う人の特徴 ① 自ら学び、自ら行動を起こせること ベンチャーに合う人の特徴として、1つは自ら学び自ら行動を起こせること、が挙げられます。なぜなら、ベンチャー企業は社歴が短いため、「○○すれば成果が上がる」といった成功法則が蓄積されていないケースがあります。
さらに大手企業と比べると、未経験の人材を0からその道のプロフェッショナルに育てる環境が弱いことも。そのため、自分が任せられた仕事・領域に対して自ら学習し、実務で発揮するスタンスがベンチャーで強く求められます。
ベンチャーに合う人の特徴 ② 自ら考え、実行し成長をしたい人 先ほどベンチャーでは裁量権が大きいとお伝えしました。これはつまり上司の指示ではなく、自分で仕事上の意思決定を行い、実務を進めるチャンスが若手にあると言えます。しかし、これは一方で、指示がない状態で、0から仕事・やるべきタスクを作り、成果に繋げねばならないということ。つまり「行動し結果から学ぶ」姿勢が強く必要となります。
一方で、大手企業では「周囲が教える体制」が整っています。例えば、マニュアルが整っており、仕事に対して上司からの丁寧なフィードバックをもらえる可能性が高い。「会社は学校ではない」という前提こそありますが、「教わりたい」という志向性が強い方はベンチャーに合わない可能性があります。
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