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希望部署にしか行きたくない人への、2つのヒント

希望部署に行けなくても、心配ない。前回記事では、そんな学びを得ることができました。 でも、どうしても希望の部署に行きたい…そんな人も少なくないはず。今回はAさんに、希望部署に配属されるための秘訣を伺いました!

配属先を伝えるときは「メリット」と「熱意」が重要

前回は「会社は配属をどうやって決めるのか?」について紹介をしました。

大手日系企業で人事を務めるAさんによると『会社は「希望」や「適性」よりも「長期視点の活躍」を重視して配属を決めている』とのこと。それでも、どうしても希望の仕事がしたい...。そんな人もいるはずです。

今回の記事は、いよいよ「希望部署に配属されるための秘訣」について、Aさんに聞いていきます。

Aさんによると、配属を伝えるときのポイントは2つ。「自分を配属するメリット」と「配属先への熱意」を伝えること。

少しでも希望の部署に行ける可能性を高めておきたい就活生のみなさん、必読です!

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自分を希望部署に配属するメリットを伝えよ

---どうしても「初めから希望する部署で働きたい!」という人も多いと思います。希望の部署に配属されるためには、どうやって配属希望を伝えればいいんですか?

Aさん:まず大前提として、どの部署であっても全力で仕事を全うするスタンスを伝えることです。

あくまで個人の能力を最大化するために、人事は配属を決めています。 なので「どの部署でも全力で仕事をする」このスタンスを見せなければ、人事からの信用は得られません。

---希望の部署でなければ頑張らないじゃ、社会人として失格ですよね。

Aさん:このスタンスを見せた上で配属希望の伝え方として、2つ重要なポイントがあります。1つ目は「自分自身をその部署に配属させれば、これだけのメリットがある」と伝えることです。

---メリットですか......自分を希望部署に配属するメリットは、どうやって伝えればいいんですか?

Aさん:それは経験から導き出された自分の強みを、希望部署でなら活かせると伝えられればいいです。

例えば、あなたが「インターネット回線を売る営業の長期インターンで、営業をしていた」という経験を持っており、営業職を希望しているとします。

だとすれば「このインターンでの経験を元に、自分は営業部の成績アップに貢献できる。だから営業職への配属を希望します。」と伝えれば良いんです。

---なるほど!自分の強みを根拠にして、希望部署でならより活躍できるとアピールすることが、重要なんですね。

Aさん:そうですね。先ほども述べましたが、配属先を決める時、企業側は長期視点の活躍という視点を重視します。だからこそ、メリットを伝えることで、「この子にはこういう強みがあるから、言う通り希望の部署に配属すれば、活躍できるかも」こんなイメージを人事に与えましょう。

「自分を希望部署に配属するメリットを伝える」ことが、1つ目の大切なポイントです。

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希望部署に対する「熱意」を伝える

---配属希望を伝えるポイントは2つあると仰ってましたよね?1つ目は「希望部署に自分を配属するメリットを伝える」こと。じゃあ2つ目のポイントは何ですか?

Aさん:2つ目は単純で、希望配属先のプロダクトや商材、職種への「熱意」を伝えることです。

---「熱意を伝える」ですか...すごくシンプルだけど、逆に難しそうですね。

Aさん:熱意を持っているだけでは、ダメです。それを伝えきらないと。伝え方としては例えば、「この会社の製品に自分はどういった思い入れがあるのか」「どうしてこの会社、この職種がいいのか」。 選考の段階から、会社のプロダクトや製品に対する熱意を、志望動機や個人の体験と絡めてがんがん伝えていくことですね。 あとは人事だけじゃなく、現場も巻き込んで熱意を伝えていくことが大事です。

---現場も巻き込んでいくとは、どういうことですか?希望部署の社員に直談判するとか?

Aさん:まさにそうです。まず内定がでたら、人事に「希望部署への現場社員に合わせてほしい」という旨を伝え、実際に現場のマネージャークラスの方と会う機会を作ってもらう。そしてその場で「自分はこの会社のこんなプロダクト・職種に思い入れがあって、将来的にはこんなキャリアを歩みたい」という熱意を伝える。

---配属権限を持っているマネージャークラスの人に、直接会って伝えると効果があるかもしれないですね。

Aさん:希望部署の現場社員に自分の強い思いが伝われば、「あの子にはうちの部署に来てほしい」と現場のマネージャーが人事にプッシュしてくれる可能性も高まります。

このように人事だけではなく現場にも根回しを進め、会社側に「こんな熱い思いを持ち仕事をしてくれるなら、この部署で育てよう。」と思わせれば、希望部署への配属に近づきます。

---希望の部署に配属されるには、人事や配属先の社員にも根回ししなきゃいけないということですね(苦笑)

Aさん:もちろん各部署の人員状況にも配属は左右されるので、100%希望の部署に行けるとは言えません。ですが仮に最初希望の部署に行けなくても、異動するチャンスはあります。

それに「どの部署に配属すれば、内定者の能力やスキル、強みが伸びるのか?」、会社側はこれを考え抜いて、配属先を決めています。だからどんな部署に配属されても、全力で全うするスタンスは持ってください。

ー希望の部署に配属されなかったからといって、ネガティブになってはいけないんですね。今日はありがとうございました!

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