スターバックスの優れたバイト環境が、就活に活きる
彼女曰く、スターバックスは「アルバイト環境」がかなり優れている、ということでした。
具体的に「優れている」とはどういうことなのでしょうか。
◆(1)アルバイトがアルバイトをマネジメントする教育制度 スターバックスでは、アルバイトの中から選ばれた人々がその他のアルバイトをマネジメントする、という教育制度があるそうです。
勿論、マネジメントする際に求められる能力は甘くはないそうです。それでも、学生の内から組織の中で部下を持ち、「どうすれば組織の価値を最大化できるのか」ということを考えられるのは非常に貴重な経験になりますね。
学生の内からそういった経験を積んでおくことで、自然と自分の視点も上がりますし、いざ社会人になり新しい組織に入った時も、組織全体の課題を発見しやすくなるのは当然のことと言えるのではないでしょうか。
◆(2)自分で考えさせられる環境 スターバックスコーヒーには、接客について「業務マニュアル」が存在しないそうです。
なんでも「自ら考えて、お客様に感動を提供する」という営業方針があるんだとか。
お客様によってそれぞれスターバックスに求める価値は異なってきますよね。
例えば、「おしゃれに作業したい」という願望や、「デートの休憩に使いたい」「美味しいコーヒーが飲みたい」など、まったく違う価値を求めているかもしれません。
そういったことを考えれば、業務マニュアルが存在しないこと事体はあまり不思議ではないかもしれません。
重要なのは、「何を、誰に、なぜ、どうやって」ということを常に考えさせられる環境があるということです。
このような、価値提供について考える経験を多く積んでいれば、自然と思考力が高まっていき、面接など就職活動の時も、「なぜその企業に入りたいのか?」といった質問に答えるのも苦じゃなくなってくるそうです。
では、結局彼女の就活において、「スタバでのアルバイト経験」は有効だったのでしょうか。
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「スタバでのバイト」は必ずしも就活で企業ウケが良いとは限らない
お話をお伺いしたところ、彼女の場合は、3年以上もスターバックスで働き、彼女自身高い意識をもって取り組んでいたそうです。
その結果、アルバイトながらにしてマネジメントを「する側」の人になることができたわけですね。
そんな彼女曰く、「スタバ経歴は必ずしも就活を有利にはしてくれません。」とのこと。一体どういうことなのでしょうか。
面接官は就活を通じて、学生のスタバエピソードを、何度も聞いている
企業の面接官の方はこれまで何千・何万と学生を見てきています。
それだけ学生がいて、さらに「スタバは有利だ!」なんて言われているので、学生からスターバックスの話を聞くことは非常に多いそうです。(業種にもよりますが。)
その結果、「面接官はスターバックスでの話を聞いた上で、その中でどのような価値を発揮していたかを、ある程度見極められる」と彼女は言います。
確かに、冷静に考えてみれば、多くの就活生から同じアルバイト経験の話を聞いていれば、ある程度話の質にはばらつきがあるはずで、同じ「スタバ経歴」でも差が出てしまうのは当然ですね。
面接においても「スタバで働いていた」というバイトの経歴だけでは就活は通用しない、というのが事実なのだと思います。
社会人になってもそうですが、やはり「どこで働いていたか」ではなく、「どうやって働いていたか」は非常に重要になってくるんですね。
超一流企業のやる気のない社員と、中小企業といえども意識が高く、つねに行動的な社員とでは、どちらの方が他人の目によく映るか、答えは自明ではないでしょうか。
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