インターンシップ対策/そもそもインターンとは
今や就活で必須とも言われるインターンへの参加。 なぜインターンには参加すべきなのでしょうか? 今回はその理由をメインにお伝えしつつ、インターンの種類やスケジュールについて解説していきます。
■インターンとは、仕事体験のこと インターンとは、仕事体験のこと。 就活生が興味のある企業で働いたり、訪問・見学をすることを指します。
企業側は優秀な学生に早期に出会うことや、入社意欲を上げてもらうことを目的としています。 学生側はインターンに参加することで仕事のイメージをつけることが可能です。
このように企業側にも学生側にもメリットがあるため、インターンを開催する企業は年々増えている状況です。
インターンシップ対策/学生がインターンに参加すべき7つの理由
さて本題のインターンに参加すべき理由について説明していきます。 それは、メリットがたくさんあるためです。
ここでは主な7つのメリットについて記載します。
________________________ ■内定に近づくメリット 1、内定直結ルートがある 2、選考慣れする 3、就活情報の量と質が格段に上がる
■キャリア形成におけるメリット 4、企業の理解が深まる 5、自己理解が深まる 6、優秀な仲間と知り合える 7、社会人スキルがつく
________________________
1、内定直結ルートがある インターンによっては、インターン参加者限定の本選考ルートが存在します。
合格率が高かったり面接回数が少なかったりするケースも。
インターンに参加することで内定が近づく点はメリットと言えます。
2、選考慣れする 早い段階でいくつかのインターンを受け、参加しておくことで選考フローや面接の質問内容の傾向をつかむことが可能になります。
ESの内容や面接での回答を磨く経験が積めるため、本選考に活かしスムーズな就活が行える点はメリットでしょう。
3、就活情報の量と質が格段に上がる インターン参加者には必ず情報通がいます。
彼らは企業のインターンの時期や内容、そしてそれが内定直結かどうかなど、貴重な情報を持っているのです。
そんな人と知り合うことで、様々な就活情報を得ることが可能となります。
また企業によってはインターン終了後も人事と定期接点が持てることも。 企業の仕事内容や社風を定期的に知ることができます。
以降はキャリア形成におけるメリットです。
4、企業の理解が深まる 企業側はインターンを開催する目的の1つに 「自社を理解してもらい入社意欲を上げてもらう」というものがあります。
そのため、インターンに参加することで確実に企業の事業・仕事・働き方等の理解を深めることが可能です。 また社員の人柄・雰囲気も知ることもできます。
そのため、企業理解を通じて自分がこの会社とマッチしそうか? を判断することができるのです。
5、自己理解が深まる インターンでは企業理解に加え、自己分析やビジネス体験型プログラムが開催されるケースが多く存在します。
そのようなプログラムを体感することで、自分の仕事の進め方や考え方の特徴を捉え、自己理解を深めることが可能となります。
インターンを通して内省の機会を経て、自分がどんな仕事に就きたいのかを明確にしていくことができるのです。
6、優秀な仲間と知り合える インターンでは、自分が今まで出会ったことがないような優秀な学生と知り合えることが多いです。 インターンによって自分にはないスキルをもった人と切磋琢磨しながら自分を大きく成長させることが可能です。
また筆者の周りでは、この時の出会いがきっかけで後々ビジネスパートナーとなっている人たちもいます。 人生に関わる出会いがインターンには秘められています。
7、社会人スキルがつく 特に長期インターンへ参加する場合、社員と変わらない仕事を任されることが多いです。
また日々社員からのフィードバックをもらいながら実務経験が積めるため、会社に入る前から、社会人スキルをつけることが可能です。
インターンシップ対策/現役人事の本音!インターンに参加した就活生はココが違う
筆者は現役の人事ですが、インターンに参加したことがある学生と参加したことがない学生には、本選考の際のESの出来や面接の受け答えに明確に差があると感じます。
具体的には2点です。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1、能力の高さを感じる 2、志向の一貫性を感じる ________________________
1、能力の高さを感じる
本選考のESや面接における「学生時代力を入れたこと」の内容の筋が良いため、能力が高く感じます。
そもそも就活の面接の定番であるこの質問は、 「その人がどんなことに取り組み、どんな課題を設定し、どんな打ち手で解決したか?」を聞くことで、
学生の能力と、社会人になってからもその能力が再現されるか? を確認しています。
インターンに参加したことのある人は、 ・なぜその事象においてそれを課題と判断したのか? ・なぜそれを解決するためにその打ち手が1番良いと考えたのか? の内容の筋が良く、かつロジカルに説明できるため能力が高く見えるのです。
これはインターン選考を通じて何度も回答し磨きこまれているからという理由に加え、インターンに参加してビジネス経験を積むことで、論理的思考能力が高まっているからだと考えられます。
2、志向の一貫性を感じる
本選考のESや面接における「志望動機」「就活の軸」の問いにおいて納得度の高い回答が多く、志向の一貫性を感じます。
この問いでは ・この就活生はどんな理由で会社に行きたいのか ・会社に入ったら何をしたいのか ということを聞き、企業とのマッチ度を確認しています。
この問いにおいてもインターンに参加している人の方が、その業界・企業に行きたい背景・動機が明確で説得力があります。
それはインターンに参加し企業理解を深めることで、自分がどういう会社に行きたいか? の言語化が深まっているからだと思われます。
以上より、本選考に活かせるという意味でやはりインターンには参加しておいたほうがいいでしょう。
インターンシップ対策/インターンの種類・探し方・選び方
さてインターンに参加すべきメリットがわかったところで、ここからはインターンの種類・選び方について解説していきます。
■インターンの種類は3種類 インターンの種類は主に3種類です。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1、セミナー型インターン 2、ビジネスコンテスト型インターン 3、実務型インターン ________________________
1、セミナー型インターン セミナー型のインターンは、1、2日間程度で企業が就活生に対して企業説明をメインで行うインターンです。
企業説明と合わせて短いビジネス体験ワークや自己分析支援ワークが付属しているインターンもあります。
<セミナー型インターンの例> ・企業説明1dayインターン: 企業の人事や社員が業界・企業概要・魅力の説明を行う ・企業説明+ビジネス体験2dayインターン: 少人数のグループに分かれ、企業理解や自己分析を深める
2、ビジネスコンテスト型インターン ビジネスコンテスト型のインターンは、少人数でグループワークを行い企業側から提示されたお題に答えるインターンです。
一定期間毎日グループメンバーでワークを進め、最終的に企業の社員にその成果を発表します。
また、有給のことが多くさらにインターンで優秀な成績を収めた人には賞金や景品が贈呈されるものも存在します。
<ビジネスコンテスト型インターンの例> ・A社の売り上げを1.5倍に伸長させるための施策を考えよ ・A社の新たな柱となる新規事業を立案せよ ・○年後の○○業界を見立てた上で、A社がとるべき事業戦略を立案せよ
3、実務型インターン 実務型のインターンは、週に2〜3日以上で長時間の就業を行う長期インターンです。 その企業の社員が行っている仕事の一部を任せてもらい、その成果物を日々上司に提出します。
仕事の進め方は社員とほぼ変わらないため、実務のイメージが1番つくのは実務型のインターンと言えるでしょう。
こちらも有給で、会社によっては成果に応じて昇給することもあります。
<実務型インターンの例> ・Webマーケティング強化施策の検討 ・アポイント取得の架電と商談実施 ・Webサービスのユーザー流入数改善施策の検討
■インターンの探し方は4つ インターンの探し方は大きく4つです。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1、企業HP 2、就活サイト・インターン検索サイト 3、大学のキャリアセンター 4、ゼミ・サークル・アルバイトの口コミ ________________________
1、企業HP すでに興味のある会社がある場合は、直接HPを検索すると採用サイトや求人ページにインターン募集がのっていることがあるのでチェックしてみましょう。
2、就活サイト・インターン検索サイト 最近はたくさんの就活サイト・インターン検索サイトが存在します。 以下、主なサイトとなるのでチェックしてみましょう。
エンカレッジ / リクナビ / マイナビ
キャリアバイト / 外資就活ドットコム / ワンキャリア
Infraインターン / Wantedly など
3、大学のキャリアセンター 意外と知られていないのが大学のキャリアセンター。 大学宛にもインターン求人が届いていることがあるので、チェックしてみましょう。
4、ゼミ・サークル・アルバイトの口コミ ゼミやサークルなどの先輩からのインターン情報もかなり役に立ちます。 実際の経験談のため、1番リアルな話を聞くことが可能です。話を聞いてみることをオススメします。
■インターンの選び方の軸は3つ 自分はどんなインターンに参加すればいいかわからない......という方は、以下の探し方を参考にしてみてください。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1、業界・企業で選ぶ 2、プログラムで選ぶ 3、開催時期・期間で選ぶ ______________________
1、業界・企業で選ぶ すでに興味がある業界や企業が固まっている場合、この軸でインターンを探し、企業理解や職種理解を深めましょう。
また、逆に自分が全く興味がない業界・企業にあえて参加してみることもオススメです。
参加してみたら意外と面白みを感じ、自分の就職先の選択肢が広がることもあるためです。
2、プログラムで選ぶ まだ興味がある業界・会社が定まっていない場合はプログラムでインターンを選んでみましょう。 以下にケースごとのオススメインターンを記載します。
・自己分析を深めたい人:自己分析系プログラム ・ビジネスを体感したい人:ビジネス体感系プログラム ・腕試ししたい人:ビジネスコンテスト系プログラム ・企業理解を深めたい人:企業説明系プログラム ・お金が欲しい人:有給プログラム
3、開催時期・期間で選ぶ 部活、研究やその他の事情でインターンに参加できる時期が限定的な場合、時期で選んでみましょう。
また、インターンの参加条件に「原則全日程参加」と書いてあるものが大変多いですが、 実はインターンに受かってからどうしても参加できない日にちは企業側と交渉できることもあります。
選択肢を自分から狭めず、まずはエントリーしてみましょう。
インターンシップ対策/スケジュールと参加方法
インターンの種類や探し方について理解が深まった次は、スケジュールと参加方法について説明します。
■スケジュール 大学3年生(大学院1年生)をイメージした時の就活のスケジュールは主に以下のようになります。
・夏インターン:春に募集・選考、6〜9月で開催 ・秋インターン:夏に募集・選考、9〜11月で開催 ・冬インターン:秋に募集・選考、11〜2月で開催 ・本選考:4月に就活解禁、6月に内定出しスタート
企業によっては特定の時期にしかインターンを行わないため、就活サイトや先輩からの口コミで情報を収集するようにしましょう。
■参加方法 多くのインターンに参加するために選考を突破する必要があります。 流れとしては以下の3つです。
1、応募する 2、選考を受ける -エントリーシートを提出する、適性検査を受ける -グループディスカッションや面接を受ける(1~3回程度) 3、参加する
インターンも受かるためには対策が必要です。きちんと準備していきましょう。
インターン選考対策についてもっと知りたい方はこちら!>>
インターンシップ対策/インターン参加時の注意点
ここまで様々なインターン参加メリットを記載しましたが、ただ参加するだけで自動的に内定が出るわけではありません。
インターン参加のメリットを最大限享受できるよう、以下を意識しましょう。
■インターン参加目的と参加後のゴールを明確にしておくこと
何のために参加するのか、終わったとき自分がどんな状態になっていたいのか、について今一度考えてからインターンに臨むようにしましょう。
目標を持って参加すると、振り返ることが可能です。
(例)ビジコン型インターン参加 目的:論理的に考え人に伝える力をアップさせること ゴール:社員やメンバーからのフィードバックでそれができているという言葉をもらえている状態。
(例)セミナー型インターン参加 目的:会社を理解し、自分がこの会社とマッチしているのかを確認すること ゴール:インターンを通して上記が判断できている状態
このように目的とゴールを設定しておけば、インターン参加後に振り返ることで自分のキャリア観が深まったり、スキルにおける改善点が明確になります。
おわりに
今回はインターンに参加すべき理由や、種類・探し方について解説しました。
選考においてもキャリア形成においてもたくさんのメリットがあるため、インターンには参加したほうがいいことを理解いただけたかと思います。
しかし会社によってインターンの時期、選考方法、内容は様々。 インターン対策はできれば会社ごとに対策ができたほうがより合格に近づきます。
そこでオススメしたいのがエンカレッジのメンター制度。 エンカレッジでは有名企業へ内定した現役大学生が皆様に向けて個別に就活支援を行っています。
(例) ・業界分析・自己分析の方法 ・エントリーシートの書き方、面接対策 ・内定直結インターン情報 ・様々な企業の本選考情報 ・その他就活お役立ち情報 他多数
ぜひ活用してみてくださいね。