学生時代に熱心に取り組んだことの中で、最も困難だったことの内容と、それをどのように乗り越えたかご記入ください。(400文字)
アルバイト先の塾で、新しく導入する個別指導の仕組みを構築した。従来は集団専門の塾だったが、個別指導が講師用のマニュアルなく導入され、誤った範囲を学習させてしまうなどの問題が多発した。そこで私はアルバイト3人を巻き込み、生徒一人一人に合わせた学習を提供することを目標に仕組み作りに挑戦した。最も苦労した点は、講師数や用いる教材等、限られた条件の中で上記の目標を達成することだ。まず生徒役を自ら試し、生徒目線で問題を発見した。些細な問題も含めPDCAを1か月間毎日行い、必要に応じて資料の作成や新たな設備の導入を検討した。次に、仕組みへの協力を得るために社員へ交渉をした。初めは社員が「量」を重視しており「質」改善の必要性が理解されなかったが、具体的なメリットを示して繰り返し説明した。その結果、今目指す目標を一致させたことで徐々に協力を得て、塾全体で各生徒に合わせた学習ができる円滑な仕組みを構築できた。
その経験から学んだことをご記入ください(200文字)
本来の目標を常に意識しながら、1つずつ課題に向き合う重要性を学んだ。仕組み作りを始める前に、アルバイト全員で「集団授業ではなく、個別指導である意味」を徹底して話し合い、そこから「生徒一人一人に合わせた学習を提供する」という目標を定めた。この前提を全員で共有して目標を定めたからこそ、次々出てくる課題に対して目先の解決で終わらせず、目標を達成するための解決方法を一貫して考えていくことができた。
ご自身のどのような強みを生かして、東邦ガスでどのような活躍をしたいかご記入ください>400(400文字)
高校までの学業・部活動で培った「妥協せずやり抜く力」と、塾講師の経験で強化された「相手目線で考え動く力」を活かし、地域の信頼を守り抜くキーパーソンとして活躍したい。初めは営業業務に従事し、お客様一人一人に真摯に向き合いながら実態やニーズを積極的に把握していきたい。お客様の状況や関心度合いによって伝え方を変え、簡潔で受け入れられやすい工夫を考えて相手目線に合わせた提案をし、個人として信頼される人を目指す。その後、営業で得たお客様からのニーズや貴社への印象等の知識を活かし、人事や広報の業務を行いたい。部署を跨いで社内の人との関係を構築しながら会社全体を見渡し、その上でどう会社を動かし魅せていくかを考え、会社として社会から信頼される立場を守り続けたい。また、まちづくりや事業開発など、ガス事業を支えるための他事業に携わり、貴社としてできることを自ら提案し、お客様から選ばれる会社を目指していく。
あなたが社会人として働く上で大切にしたいと考えていることと、その理由をご記入ください(400文字)
多面的・多角的な視点を持ち、様々な立場の人の考えを理解した上で意思決定をすることである。これは塾のアルバイトの経験が背景にある。生徒に教える立場の私は、最大限指導の質を高めたいと考えていた。しかし、塾長は生徒数やコマ数を増やしたいと考えており、方針が異なっていた。互いの考えを共有し、今目指すべき目標を一致させることができたことから、何よりも互いの状況への理解が重要だという考えに至った。社会人としてこの考え方を体現するために、積極的に多くの部署や役割を経験し、まずは「身をもって知ること」を大切にしたい。加えて、より多くの新たな視点を養うために、社内外問わず多くの他者と関係性を築き、相手の話を直接聞くことで「多種多様な考え方に触れること」も大切にしたい。絶えず新たな視点を吸収する姿勢を持ち、現場と幹部、顧客と提供者といった立場の違いに対して理解を示しながら、仕事を進められる社会人になりたい。
学生時代に最も熱心に取り組んだ学業(ゼミ、研究、授業、資格取得、留学など)について、その取り組み内容や取り組みから学んだことが分かるようにご記入ください。(300文字)
大学3年次の教育評価をテーマにした研究課題だ。最も時間をかけて取り組んだのは「問題意識の整理」で、2つのことを行なった。1つ目は、考えを図式化することだ。考えを箇条書きに書き出した後、矢印で繋いだり分類してまとめ直したりすることを繰り返し行なった。発散・視覚的に表現・構造化することで因果関係を明確にし、混在していた問題意識の所在を明確にできた。2つ目は、他者に考えを伝える機会を作ることだ。担当教授や友人に話すことで、自身の問題意識の整理度合いを検証した。他者からの視点を取り入れ、自分の軸となる考えや、反対に言語化が不十分な点に気づけた。用いる言葉やその意味を噛み砕き、自分の考えを伝えるのに適切な表現へと導くことができた。以上から、本質的な課題を見出す困難さと、そのために自分の思考を整理するためのプロセスを学んだ。