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「働くこと。解くこと。」【トヨタシステムズ】

「想いを持ったキャリア選択をしてほしい。」この思いをもとに、社会の第一線で活躍するトップランナーたちが一同に会し、学生に向けて各々のキャリアを語るイベント”CAREERE THEATER”。本記事では、中でも人気のあったトヨタシステムズの川本氏、橋本氏の講演を記事化。彼らが語る仕事観は就活生必見の内容となっています。

登壇者プロフィール

川本竜也 氏 Kawamoto Tatsuya 株式会社トヨタシステムズ 管理本部執行役員兼人事部部長

橋本優里 氏 Hashimoto Yuri 株式会社トヨタシステムズ 人事部新卒採用担当

世界のトヨタのITを支えることが会社の使命

皆さんこんにちは。トヨタシステムズの人事部長をしております、川本と申します。

今日は入社30年強のわたし川本と、入社4年目の橋本がそれぞれの立場から思うことやメッセージをお伝えしたいと思います。

まず、トヨタシステムズについて少しだけお話しさせてください。

トヨタシステムズは、プロフィール写真の左側にもありますように、トヨタ自動車100%出資の子会社です。

また、従業員は2,955人おりまして売上高1,255億円の規模の会社です。

会社の成り立ちを紹介させていただくと、「自動車業界100年に一度の大変革期」という言葉をお聞きになったことがある方は結構いらっしゃるかと思います。

例えば、クルマの電動化や自動化、自動車業界の競争相手や内容の変化など様々な状況変化が起こっています。

わたしが入社した30年ほど前、情報システムは縁の下の力持ちでした。それが今やITが世界を牽引する形になってきています。

こういった100年に一度の大変革期の渦中で、トヨタ自動車、そしてトヨタグループ全体が活発に動き、トヨタ自動車を中心にして各専門分野を担う会社がトヨタグループ全体を支え合うという形に変化をしてまいりました。

その変化の中で、トヨタグループのIT機能を担う会社として作られたのがトヨタシステムズです。

2019年の1月、以前からあった情報システム系のグループ会社3社が合併し、そこにトヨタ自動車の中にあった情報システム機能を移管し、「オールトヨタグループ全体のITを支えるという使命」でトヨタシステムズが出来上がりました。

欧州への出向で訪れた困難。乗り越えた方法はある一つの考えだった。

会社の説明はこれくらいにしておいて、わたしの経歴と経験をお話しさせていただきたいと思います。

私は1988年、トヨタ自動車に入社しました。

情報システム部門の方に配属され、当時はまだパンチカードとか30センチくらいのオープンリールテープが回っていたくらいの時代で、おそらく皆さんは映画でしかみたことのないような光景だったように思います。

配属されてすぐに先輩から言われたことは「ユーザーからの依頼はまず断れ。二回目言ってきたら聞けばいい。」「ユーザーの言いなりになるな、お前はユーザーが火に飛び込めと言われれば飛び込むのか」という言葉。

なんてことを言う人たちなんだと思いました。

しかしよく考えてみると、「何のためにこれをやっているのか」、「何をするのが最良・最適なのか」、「物事の本質を見極めなさい」と言うことを教えられていたのかと気づいたんです。

この言葉がわたしの原点になっています。

そのあと、トヨタ自動車の情報システム部門でプロジェクトリーダーなどを経験し、2002年にベルギーにある、欧州製造統括会社に出向いたしました。

当時は「まあ何とかなるんだろうな」ぐらいの軽い気持ちでベルギーに向かいました。

しかし、ここで実力のなさを思い知るんです。半年たっても役に立つことができなかったんです。

わからないことを現地の人に聞いても「お前に教えたらなにかいいことがあるのか」「俺にメリットがないんだったら帰る」といって本当に帰ってしまうんですよね。

トヨタ自動車で十数年働いた経験もありますし、役に立てる自信もあったので、こういった状況は結構ショックでした。

しかし、よく考えてみると彼らの言う通りなんですよね。

彼らにとって僕がいても何の役にも立たない、何のメリットもないのであれば、このような反応になるのも当然のこと。

では、どうすれば彼らの役に立てるのかなと考えたんです。

そして、彼らが苦労していることを手助けし、その苦労を和らげることが良いのではないかという考えに行き着きました。

この時に意識したのが「先読み」です。

このまま行けば、こういう苦労をするであろうというポイントを先に読んでおいて、事前に防いでおいたんですね。

そうすると、現地人にとっては物事が非常にうまく進むようになるわけですから、わたしからコミュニケーションをとりにいかなくても相手からの質問が舞い込むようになるんですね。

実際に何をしたかというと、当時彼らが苦しんでいたのは日本人とのコミュニケーションだったので、その時のわたしのメリットである日本語を使って、困難を乗り越えたというわけです。

この経験を通じて、"I" つまり自分の視点ではなく、"you"、相手の視点・相手の立場に立って付加価値を出さないと、人の役に立つことはできないと思い知りました。

「私たちの仕事は、ただシステムを作るだけではありません。」

2008年、情報システム本部内で室長という役職になりました。

この時は半端じゃない忙しさでした。プレッシャーも非常に大きくて、15分刻みで仕事がやってくるという時代でした。

どちらにしてもやらなくてはいけないので、どうせやるなら楽しくやろうと考えていました。

また、すごい忙しさだったので、どうすれば効率よく仕事ができるのかを考えていました。

そこで重要に感じたのは、「お客様目線で考えたとき何をするのが一番良いのか」、「何のためにこれをやっているのか」を考えることでした。

そして、「そのゴールに至るための最良の道筋は何か」を考えること。

これらを考え続け、その答えが間違えなければ仕事はスムーズに進んでいきます。

それを考えればそのあとは、途中にある障害物を回避する方法を考えながら仕事をしていればいいだけです。

システム開発という仕事は、システムを作ること自体がゴールではありません。

お客様の課題を解決するために、システムを作るという手段を使っているだけにすぎないのです。

システムとかITを使って解決して喜んでいただく。ひいてはお客様に喜んでいただく。これがシステム開発の本質だと思っています。

「お客様の課題を解決するための最適解を導くこと。」それが私たちの仕事です。

ITの力はこれからどんどん大きくなっていきます。

それに比例して私たちの仕事のやりがいはどんどん大きくなっていくのではないかと思っています。

ただその時にも、お客様の視点、youの視点は忘れないでいただきたいなあと思います。

お客様を起点にして自分の意思を持って仕事をすればどんな困難や苦しいことがあっても乗り越えられるのではないかと思います。

仕事を楽しくするための秘訣

その後、2016年の秋頃からトヨタシステムズの設立を担当し始め、2019年に会社の設立とともに出向してきました。

先ほど仕事は楽しくと申し上げました。

仕事を楽しくする要素というのはいろいろありますし、一つに決める必要はないと思います。

そして、自分次第で仕事を楽しくすることはできると思っているのですが、阻害するものもあります。

会社が持つ雰囲気や人間関係は、自分の努力次第ではどうしようもできない部分もあると思うんです。

これからみなさんが就活をするにあたり、いろんな人と出会うと思います。

ぜひ先輩達の表情、口振り、輝きに注目していただくと、いい会社に出会えるんじゃないかなと思います。

皆さんにyouの視点で接してくれる先輩がいる会社はきっといい会社だと信じています。

最近、菅総理が国民目線とか意志あれば道ありとおっしゃっていますよね。

これも実は、「youの視点で考えて仕事することが大事だよ」という意味で、非常に素晴らしいことをおっしゃっているなと思います。

トヨタシステムズの採用担当者が就活生に伝えたい5つのこと

改めまして皆さんこんにちは。

トヨタシステムズで人事部採用担当をしております橋本と申します。

よろしくお願いいたします。

まずわたしの経歴をお話しさせてください。

入社以来、新卒採用業務に携わり4年目になりますが、2019年の合併を経てご覧のように業務が拡大しました。

これまではどちらかというと東海地区の中でナンバーワンを目指す、「守りの採用」が中心だったのですが、今は会社のミッション拡大に伴って採用規模、人数が大きく変化をしてきました。

これからは日本トップクラスのIT企業を目指して新たな取り組みに注力をして「攻めの採用活動」を行って行きたいと考えております。

そんなわたしから、就活を迎える皆さんに伝えたいことはご覧の5つになります。

1つ目は、わたしが就活で重視していたことです。

就活を始めた段階では、知っている企業とかコマーシャルで見たことのある企業に目が行きがちですよね。

しかし私は、就活を進めていくにつれて実際に自分がその会社で働くイメージが持てるのかという点を重視して就職活動を進めていました。

2つ目は、実際に働いてみて大切だと思うこと。

やはり、安心して働けるかどうかは非常に大切だと思います。

安心にもいろんな定義がありますが、環境や仕事内容、例えば自分が結婚や出産でライフステージが変化したとしても長く続けられるかどうか、なども重要になってくると思っています。

3つ目は就活時の想像通りだったこと。

こちらは実際にお会いした社員さんと入ってからの会社の雰囲気です。

非常に似ているなと感じました。

弊社の場合、コミュニケーション能力が非常に高い方が多いイメージがあったのですが、実際に入ってからも周りはイメージ通りの方が多いという印象を受けております。

4つ目、思慮不足だったこと。

本音と建前のバランスとありますが、就活生の皆さんはこれから就職活動を進めて行かれると入りたい企業の優先順位がついてくると思います。

本音ではここの企業に入りたい、ここの企業は二番手かなと思う気持ちもわかります。

しかし、企業側も皆さんがいい就職活動を迎えられるように皆さんと接しています。

なので、うまく本音と建前を使い分けて企業と接するといいのかなと思います。

最後、あらかじめ聴き込んでおいた方が良かったと思うことです。

私の場合は、会社の課題については聞き込んでおいた方が良かったと感じています。

就活中に、企業の社員と出会う中で、会社のいい部分はよく聞くのですが、悪い部分を聞くことはあまりありません。

しかし、悪いことを知って初めてその会社を理解できると思うので、ぜひ皆さんも企業の方とお会いする際には質問されてみてもいいと思います。

そして皆さんにアドバイス。出会いを大切にしてください。

今の時期オンラインならではのメリットがたくさんあると思います。

せっかくなら準備を念入りにして楽しみつつ悔いのない就活を進めてください。

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