あなたのもっとも成果を残した大きな経験(500字以下)
私が最も結果を残した大きな経験をオープンキャンパスの学生責任者です。100人規模の学生スタッフを統括していたため、当日の運営よりも、事前準備において学生企画の進捗を管理して仕事を進めさせることや、学生全体のモチベーションを維持させると言った点では大変な苦労を感じました。しかしできるだけ広い視野かつ色々な視点で全体を見ることを意識して運営を行い、無事高校生に対して満足度の高いオープンキャンパスを実施することができました。キャンパスツアーを企画する部門が一向に進捗が生まれなかった時には、その部門長からではなく、部門のスタッフからヒアリングを行うことで、その部門長のタスクマネジメントに少し問題があったことに気づき、その部門長と仕事の順序や割り振りをもう一度一緒に見直すことでその問題を解決することができました。その経験から、リーダーシップをとる上では仕事がどれだけ早くできるかというシンプルなスキルより、組織全体を広く多角的な視野で見て問題に気付けるかという力が大切なのだと学びました。
あなたが一番苦労した場面(500字以下)
私が一番苦労した場面は、児童福祉施設におけるボランティア活動です。週に2回、学習指導として担当の子どもに1時間の学習指導を行っているのですが、大学1年次に担当していた小学校6年生の児童が、突然指導を拒否するようになりました。毎回学習指導に伺ったタイミングで必ず体調不良を訴え、部屋に篭って出てこなくなってしまうのです。最初は自分に原因があると自責の念にかられてばかりいたのですが、指導の時にダメ元でも部屋の外から声をかけることは辞めずに、コミュニケーションは絶えることは無いように心がけていました。徐々に心を開いてくれ話を聞いていると、今まで得意だと思っていた勉強が最近難しくなったことに対して、自己肯定感を得られなくなってしまっていたということに気がつきました。そこからは徐々にですが勉強に対してなんとか自信を取り戻し、学習に向き合うことが出来るようになってくれました。一年間教えたあと、担当が変わることを伝えに行った際に「先生のおかげで一回勉強が好きになれた。ありがとう。」という言葉をもらった時に、一年間かけて折れずにそのこと向き合ってきてよかったと感じました。