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パナソニック_電機業界_通過エントリーシート (21卒夏インターン)

パナソニック、21卒_夏インターンの通過エントリーシートです。

何を専門にどのような研究をしているか(500文字以下)

私は、「応用核物理学」を専門にしており、8000種類以上存在するといわれている原子核の性質を明らかにする研究を行っている。陽子と中性子の組み合わせからなる原子核のうち、アルファ線やベータ線、ガンマ線を放出しながら壊変するものを放射性同位元素と呼ぶ。地球上の物質を構成するのはわずか300種であり、それ以外は放射線を放出し異なる原子核へ壊変する。放出される放射線を測定をすることで、核データと呼ばれる基本的性質を同定している。放射性同位元素は、医療をはじめとする多くの産業や、原子力発電における核エネルギー源として利用されている。原子炉の中性子や加速器からの加速ビームによる核分裂、核反応によって生成する半減期が数秒の原子核を、それらに附置したオンライン同位体分離装置を用いて迅速に分離し、崩壊核データを測定して壊変特性を明らかにしている。大型加速器などを利用して極限領域の原子核を創り出し、放射線測定を通して目に見えない原子核を探索している。

そのテーマに取り組んだ理由(300文字以下)

原子力発電の安全性を高めることに貢献したかったためである。福島第一原子力発電所の事故以降、日本の原子力発電の安全性が問われてきた。中学生の私は、福島県全体が足を踏みいれるのが危険だと感じるほどであった。興味を持って調べていて驚いたのは、放出される放射線の種類と強度、人体への影響が未だ解明されていない部分が多いことである。わからないからこそ危険であり、脱原発という社会の風潮の原因だと考えた。そこで現在の研究を希望し、環境と人体への被爆を定量化することに尽力したいと考えた。

自分で工夫したことは何か。(300文字以下)

丁寧な実験と解析を行った。核データは正確であることが求められる。年に数回の実験のために綿密な準備が必要である。モンテカルロシュミレーションを用いて実験条件を再現し、得られる結果の予測をした。その予測から実験の条件変えてはシュミレーションを繰り返し、実験条件の最適化を行った。実験後の解析結果から、シュミレーションした結果との違いを分析し、実験結果とシュミレーション結果を一致させた。それにより、精密な核データと自信をもって発表することができた。

インターンで挑戦したいこと。(200文字以下)

自分の強みである発言力や行動力を活かしたいです。部活動や研究室では、常に自分の意見を持ち積極的に発言することを心がけています。間違いや足りない部分を訂正されることが成長につながると考えているからです。インターンシップを通して自ら勉強し考えを持ち、それを述べることで意思疎通を図り、社会で働くための成長につなげたいです。

インターンに期待すること。(200文字以下)

技術営業としての詳しい仕事内容や働くために必要なスキルを知ることを期待します。実際の業務内容や社内の雰囲気を体験し、貴社で必要とされる人材について知りたいです。大学院の2年間を働くための準備期間として有効に使うべく、働くために必要なことを分析、発見し、その能力や知識、コミュニケーション力をつけるために努力し成長したい考えています。