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東レ_素材・工業・化学業界_通過エントリーシート (21卒冬インターン)

東レ、21卒_冬インターンの通過エントリーシートです。

研究テーマ(全半角50文字以内)

私は人工移植への適用を目指して、ブタの組織を用いた移植材料の開発を行っています。人への適用にあたり、細胞内からDNAを除去する必要がありますが、従来法では水系溶媒を用いるため、溶媒除去に時間を要し、残留溶媒が組織障害を示すことが問題となります。そこで、大気下では蒸発する液化ジメチルエーテルを利用することで、DNA除去を短時間で行い、溶媒の残留も低減できると考えました。実際にブタ大動脈に適用した結果、DNAの除去が従来法の約3倍の速さで完了し、組織障害や溶媒の残留を示さないことが明らかになりました。今後は従来法ではDNAの除去が困難な脳組織を用いて、人工移植の可能性を拡大したいと考えています。

学生時代に、あなたが最も力を入れて取り組んだことを述べて下さい。(全角400字以内)

カフェのアルバイトで、店長、従業員と協力しながら1年間で売り上げを約1.5倍に伸ばした経験があります。オープニングスタッフとして雇われ、2年間バイトを継続しておりますが、オープン当初から半年ほどたつと店内に空席が増えたことが1番の課題でした。当時私は、課題解決のために来店者の特徴を分析することを提案し、アンケートや聞き取り調査を実施しました。結果、オープン時の宣伝でカフェを知ったリピート客、また、40代以降の客が多いことが分かりました。この結果を従業員間で相談したところ、客数減少の要因の1つにオープン時以降の宣伝力不足があり、特に若年層をターゲットに新規の客を増やすことができれば、客数の増加につながると考えました。そこで、宣伝媒体として若年層の使用が多いSNSに着目し、店内の様子やおすすめの料理、また新商品の情報を定期的に発信しました。結果、若年層の客および売り上げの増加に成功しました。

あなたが東レというフィールドで成し遂げたいことを述べてください。(全角400字以内)

私は将来、樹脂素材を用いた環境によい製品開発の研究をしたいと考えています。その理由は、学部時代に携わった高分子樹脂を利用した繊維開発の研究を通して、樹脂素材の応用の幅広さと環境貢献への可能性の大きさを実感したからです。自動車産業の盛んな日本では、樹脂素材を利用して車体の軽量化を実現することでCO2排出量を削減し、環境への負担をより低減できると考えます。中でも貴社は、グリーンイノベーションに力を注いでおり、特にCFRPを利用した車体軽量化の技術開発を行っていることに非常に魅力を感じ、自分もその開発に携わりたいと考えました。現在CFRPにはコスト面、量産性、リサイクル性など多くの課題があることも事実です。そこで、自身の学んだ化学工学の知識を生かして試作の段階から量産化を見据えた開発をすることによって、高品質かつ高効率な生産を可能にし、炭素繊維の普及から人々の暮らしに貢献したいと思います。