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20代マネージャー比率60%以上、新卒社員が牽引する急成長ベンチャー

急成長を可能にする、20代の抜擢とは

20代で事業部長、支店長、執行役員...、常識にとらわれない若手の抜擢を実現している企業がある。創業以来増益を続け、次なるメガベンチャーを目指すレバレジーズ株式会社だ。

若手の活躍をうたっていても、実際には経験豊富な30〜40代が事業創造を担う企業が多い中、レバレジーズは若手に事業開発や経営企画を任せ、ITや人材などさまざまな領域で成功を収めている。

---レバレジーズはなぜ、これほど新卒社員を重用しているのでしょうか?

岩槻:当社も創業当初は、即戦力のキャリア採用が多かったです。ただ、すでに出来上がった考え方、やり方を修正していくのは想像以上に時間がかかると気づいたんです。

これからの社会を創造できる良い人材と働きたいと考えた結果、新卒に重要な仕事を任せていく形にシフトしていきました。

藤本:良い人材といっても、凄いスキルや実績が必要ということではないですよね。その人の行動習慣や心の習慣の方がよっぽど大切です。

僕が採用面接で基準にしているのは3つ「仕事が好きなこと」「志が高いこと」「努力の器が大きいこと」。

大多数の人は標準より上の人生を送りたいと漠然と思っているけれど、せっかく仕事をするなら、社会に新しい価値を与えるべく、その領域で一番を目指してとことんやってみてほしいです。

---現在130万人が使用するエンジニア向けサイト「teratail(テラテイル)」は、藤本さんが入社1年目で立ち上げたそうですね。

藤本:インターンから手掛けて1年目でリリースしました。

岩槻:藤本なら、きっとできるだろうと声をかけました。入社前から事業開発のセンスとグリット(実行能力)には光るものがあったから。

藤本:会社としても未経験の事業で、マネジメントや意思決定を新卒でやるわけで、当時は必死でしたね。

岩槻:判断のセンスは、年をとれば良くなるわけではありません。藤本が古くて固いタイプの組織に入っていたら、すぐに離職していたと思います。

最悪なのは、能力がある社員の上司がセンスの悪い人間だったりすること。だからレバレジーズは、年次に関係なく、実力やセンスがある人を確実に上のポジションにあげていく。教えて育てるというより、信じて任せていくのです。

25歳の執行役員が誕生

---その後、新卒入社わずか4年目で、藤本さんは執行役員に就任されました。

藤本:引き受ける、とは即答できませんでした。自分は新しい事業を創りたかったから。役員になる意味があるのかと。

その頃、ある大学の学部長と話す機会があって「日本では売上300億円規模の企業で、20代の役員はほとんど存在しない。だから役員になるべきだ」と、アドバイスをいただいたんです。

責任ある場所に自分が立つことで見せられる背中がある。それで、役員になろうと決めました。

岩槻:そういうところが、藤本を選んだ理由でもあります。いろいろな情報を得た上で答えを導きだしていく、意思決定のプロセスやセンスが自分とよく似ているんです。

---役員就任後は、どのような影響がありましたか。

岩槻:社外に対しては大きなメッセージになりました。実力があれば若手も重要なポジションに立てる企業だということが明確になりました。ただ、社内では肩書きはあまり関係ないですね。社員同士では肩書きよりも実力を見ているので。

藤本:いち社員でも裁量や権限があり、上の命令にただ従う企業ではありません。その分、横のつながりは強い。ナレッジを共有する環境があるので、一人一人の成長速度は速くなります。

チャンスがある場所とは

藤本:最近の学生が企業に求めるもののトップは「安定」でしょう。もっと自分が何かをやっていこうという野心が必要じゃないかと。若い人たちのマインドを前向きにしていきたいと考えています。

岩槻:大企業に入るメリットは減ってきているんじゃないですかね。組織の大きさで未来は測れない。大企業で成長が鈍れば、人が余って役職も空かないから、なかなかチャンスは回ってきません。

レバレジーズは、社員数が30人だった時代といまを比べても、個人の裁量の大きさやキャリアアップの速さは変わっていないと思います。

それは、レバレジーズが成長し続けているから。どの事業でも人が足らずポジションは空いています。

藤本:会社の成長に伴って、社員の働き方の自由度も高まり、ジョブサイズもより大きくなっています。

岩槻:個人が裁量を発揮して活躍できるチャンスが、レバレジーズにはいくらでもあります。

ポジションが人を育てる。大切なのは、攻めの姿勢

高橋 亜矢 AYA TAKAHASHI 経営企画室 新卒入社6年目

「20代から事業をつくりたい」「社会に貢献性のある価値を提供したい」という想いがあり、レバレジーズの理念、社員の熱意に惹かれました。

自社サービスを数多く手掛けていること、そしてエンジニアからデザイナー、マーケター、営業までが揃うオールインハウス体制が決め手となり、入社を決めました。

入社2年目から新規事業の立ち上げに参画し、事業責任者を経て、現在は経営戦略の設計に携わっています。モットーは「与えてもらうのではなく、主体的に動いて仕事を取りにいくこと」。

小さなプロジェクトのリーダーからスタートして、より裁量権が大きな仕事へと挑戦してきました。役職が上がるごとに、戦略の立案や組織マネジメント、課題の本質を追求することなど、立場に相応しいスキルを獲得しなければならず、努力を重ねることが必要です。

今後の経営企画室にとって大きな課題は、レバレジーズの第3の軸となる事業を育てること。

そのためにも、自分の問題解決能力を伸ばしたいと思い、経営スクールに通っています。中長期的な戦略を描く力を高めてレバレジーズの可能性を広げていきたいです。

自分次第で、できることを広げていける環境

夜久 昂平 KOHEI YAKU マーケティング部プロモーション新卒入社2年目

レバレジーズには、社員同士がコミュニケーションを取りやすく、意見が上まで通る〝風通しの良さ〞があると感じています。

上司や先輩に相談したり、社内プラットフォームで頻繁にフィードバックをもらえたりと、豊富なナレッジを惜しみなく共有してもらえる環境に支えられています。

同時に、自分から情報をキャッチアップすることも重要で、一日一冊の本を読む、自分で仮説を立てて実行するなど、積極的にアクションを起こすことを心掛けています。

現在はプロモーションチームに所属し、広告運用に携わっています。代理店との打合せやコピーライティング、広告の効果検証などを担当。マーケティングの奥深さが分かってきたところです。

また、営業部の生産性向上を目的とした施策にも取り組んでいます。

レバレジーズは「若手社員でもここまでやらせてもらえるんだ」と驚くほど裁量を与えてくれるので、自分次第で能力や視座が高まっていくと感じています。

今後の目標は、いつかマーケティング事業の責任者になること。そのためにも日々の成長を大切にしていきたいと考えています。

エンジニア支援を通じて、日本の未来を明るくしたい

泉澤 匡寛 MASAHIRO SENZAWA エンジニア新卒紹介事業責任者 新卒入社3年目

昨年立ち上げたエンジニアの新卒紹介事業が、やっと軌道に乗ったところです。

新規事業の立案から、営業、メンバー育成まで一貫して手掛けたのですが、リリース当初は赤字続きでした。

初心に戻り、伸び悩む原因を探ったところ、自分たちが思い描いていたサービス設計と、ユーザーのニーズがずれていたことが判明。プロジェクトメンバーと何度も話し合い、課題解決に取り組んだ結果、ユーザーからの反響が変わって評価されるようになってきました。

メンバーたちとつくったサービスがお客様に受け入れられ、社会に新しい価値を提供できることは、これまでにない達成感と喜びを感じる経験でした。

IT先進国に遅れをとる日本にとってITエンジニアの育成は急務です。今後はエンジニアを目指す学生たちのプログラミング教育事業も計画しており、日本のIT業界を引っ張っていくエンジニアたちを支援したいと考えています。

学生の皆さんもステータスで企業を選ぶのではなく、仕事を通じていかに人間的に成長できるのか、社会のために何を成し遂げたいのかを考えて、悔いのない就職活動をしてほしいと思います。

20代で裁量を持ち、やれるだけのことをやりたい

三毛 萌花 MOEKA MIKE レバテック株式会社/横浜支店長 新卒入社2年目

教師を目指していたのもあり、誰かの人生に影響や価値を与える仕事に就きたいと考えていました。

レバレジーズのキャリア支援事業に興味をもち、インターンに参加したところ、学生に積極的に声をかけているたくさんの社員たちの姿を見ました。

「人のため、社会のため」と利他性を重んじるカルチャーが、社員一人一人に根づいていると感じました。

入社してからも、社員同士の活発なコミュニケーションと手厚いフィードバックに助けられてきました。

また、社員のアクションに協力を惜しまないのも社風の1つ。「先輩の営業に同行したい」、「事業部の業務改善に参加したい」と希望すると、すぐに実行させてくれました。

それが成果につながり、入社1年目で「入社最速売上1000万円達成」や「新卒MVP」を獲得。今年2月からは横浜支店長に抜擢され、支店の立ち上げに挑戦しています。立ち上げ4ヵ月目には売上目標の300%を達成できました。

20代で大きな仕事を経験しておくことは、将来の選択肢を広げることにつながると考えています。若いうちに裁量権を与えてくれるレバレジーズは、私にとって理想的な職場です。