自分らしく働きながら、ダイナミックに時代の変化の波に乗っていく
宮野 衆 SHU MIYANO 執行役員CCO
2007年新卒入社。ポイントサイト「ECナビ」のアドセールスを担当。その後セールスマネージャーを経て、2010年にコーポレートカルチャー室を立ち上げ、室長に就任。2017年より、CCO(ChiefCultureOfficer)として、人事・カルチャー領域の執行役員を務める。
挑戦し続ける、360°スゴイ会社
VOYAGE GROUPでは、事業の業績はもちろんですが、社内のカルチャー醸成にも年ほど前から注力しています。
そのアプローチとして〝人を軸とした〞3つの指針を立て、さまざまな仕掛けを実施しています。指針の1つ目は「グロース」、これは会社と個人の成長です。
2つ目は「ウェルネス」。これには、社員の身体の健康だけでなく、意見を自由に言えるなどの、心理的安全性も含まれています。
3つ目は「シナジー」で、これは、仲間との取り組みによって生まれる相乗作用を意味しています。
この3つを指針とした仕掛けがうまく機能することで個々人の〝自分らしさ〞が確立され、働きがいやパフォーマンスの高さが自然と生まれてきます。
一人一人の自己成長と会社の成長の連動が、挑戦し続ける「360°スゴイ」会社としての姿勢を支えていると考えています。
自ら新たな道を切り拓くワクワク感
VOYAGE GROUPで掲げている3つの仕掛けは、社内制度やオフィス整備など、さまざまな形で具体化しています。
例えば、「グロース」に直結する制度である「ボーディングパス」は、経営陣が毎週行う会議に、社員が3ヵ月間参加し、一緒に議論できるという制度で、入社1年目の新卒社員でも手を挙げることができます。
また「ウェルネス」と「シナジー」につながるオフィス環境として、自分のコンディションや気分に合わせて働く場所を変えられるABW(ActivityBasedWorking)という考え方を取り入れています。
通常のデスクのほかにも、立って仕事ができる場所や、靴を脱ぎ、脚を伸ばして作業ができる空間、暗がりに籠れる集中スペースなど、一人一人が状況に応じてベストパフォーマンスで働けるようにしています。
さらには、子どもを連れて来ることができる「キッズルーム」や、たくさんのビジネス書を集めた「OASIS」、定時後にお酒が飲み放題になる社内バー「AJITO」など、社員のライフスタイルに寄り添った環境も設けています。
自分らしく働きながらダイナミックに時代の変化の波に乗っていける、自ら新たな道を切り拓いていくワクワク感がVOYAGE GROUPの推進力の源なのです。
現状に満足せず、さらなる拡大へ挑み続ける
望月 貴晃 TAKAMITSU MOCHIZUKI 株式会社fluct 取締役COO
モバイルベンチャー企業でモバイル広告代理事業の立ち上げを経験した後、大手デジタル広告会社にてディスプレイ広告全般の業務に携わる。 ソーシャルコマース事業を手掛ける「株式会社ホワイトボード」をファウンダーとして設立。 その後、GoldSpotMediaの日本法人立ち上げに参画。アメリカからMBOを実施して日本法人を独立。株式会社fluctの取締役COO、VOYAGE GROUP執行役員に就任。
職種を超えたコミュニケーションを促す環境
VOYAGE GROUPは、媒体社や広告主向けに広告配信プラットフォームを提供する「アドプラットフォーム事業」、ECナビやPeX、リサーチパネルを運営する「ポイントメディア事業」、その他のさまざまな事業をまとめた「インキュベーション事業」の大きく3つの事業を展開する。
「インキュベーション事業」の領域は幅広く、新卒採用支援を行うサポーターズや、ゲームアプリの提供、オンライン辞書の運営や単品通販、さらにはベンチャー企業への投資も行っている。
「取り扱う分野を縦割りで区切ることなく、IT領域で可能性があれば何にでもチャレンジできるのが当社の強みでもあります」とグループ会社fluct(フラクト)の取締役COO望月貴晃氏は語る。
そうしたチャレンジ精神を支えているのが、営業とエンジニアによる密なコミュニケーション。
デジタル領域でさまざまなプロダクトやサービスを提供する上で、エンジニアとの連携は必須要素であり、円滑なコミュニケーションを促す環境が用意されている。
「社内SNSではパブリックなチャンネルでやり取りをすることが多く、誰でも見ることができます。プロジェクトに携わっていないエンジニアからのコメントも珍しくありません。
業務以外のサークル活動などでも同じSNSを使っているので、自然とさまざまな情報に触れられる環境が整っているのです。
またVOYAGE GROUPでは、職種別で座席が決まっているわけではないので、すぐ近くにエンジニアやデザイナーがいて、気軽に相談できます。かなり濃密な社内コミュニケーション体制ができていると実感します」(望月氏)
未来を予想しながらプロダクトをつくり上げる
2019年5月、望月氏が手掛ける広告配信プラットフォーム「fluct」を活用した音声広告配信サービスの提供が始まった。最初の提供先は、ラジオコンテンツをオンライン配信する「radiko(ラジコ)」。
fluctでは、ユーザーのアクセス履歴に基づいてターゲット層を設定し、その層に対する広告枠を広告主がオークションで購入する仕組み、プログラマティック広告を年間手掛けてきた。
今回はその機能を音声広告領域にも広げていくための布石だ。
「広告主も配信先のユーザーも満足できるサービスレベルを担保しつつ、すでにあるものを汎用的な仕組みとして取り入れることが求められる中、すでに使用されているプロダクトをつくり変えるにあたっては、土台となっているシステムの仕組みを根本から理解しておく必要があります。
そのために営業とエンジニアで顔を突き合わせ、何ができるのかを1つ1つ整理していきました。
この先にはこういう未来もあり得る、と想像できるすべての可能性をエンジニアと検討した上で最終的な形を模索しました。未来を予想して、創意工夫しながら形にしていく。
そこに、営業とエンジニアが力を合わせてプロダクトをつくっていく醍醐味があると感じています。
今後デジタル化が加速する世の中において、キャリアを考えていく上でも、ただ営業ができるというよりも、エンジニアと一緒にサービスをつくっていける経験がプラスになってくると思います」(望月氏)
日々の変化に対応できる若手への期待は大きい
IT業界では日々、新しい技術が開発され、新しいサービスが生まれている。「変化に対応できるスピードが求められるという点では、若手への期待は大きい。実際に新卒入社半年で子会社の取締役になるケースもあります」と望月氏は語る。
VOYAGE GROUPには今後さらに事業領域を広げていくことを狙う事業がたくさん存在する。現状に満足することなく、未来に向けた果敢な〝航海〞にチャレンジしながら、仲間たちと共に成長できるチャンスと可能性がここにある。