やりたい仕事に一直線の就職活動じゃダメなのか。
筆者が就活を始めたのは2回生の12月から。当時en-courageで活動していた姉に影響されたからです。最初はエンカレッジのような就活支援団体のイベントに参加して、OB訪問をおこなったり、自己分析などを行ったりしました。
「自分が大好きな映画に関わる仕事に就きたい。」と主張を続けていましたが、「なんで映画じゃなきゃダメなの」という質問にいつも回答できず。「好きなことと自分に向いてること、自分がやりたいこととやれることって違のではないか」と追い打ちをかけられ、一旦は自分がなぜ映画の仕事をしたいのか説明できるようにならなくては。と考えるに至りました。
そのために、映画関係以外の企業のインターンに行くことにしました。「映画業界と他の業界を比べること」をメインに、視野を広げてどんな仕事だったら、もしくは、どのような人とだったら毎日ワクワク働きたいと思えるのかを実際に自分の目で確かめようとしました。
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自分の「好き」を仕事にする決断
結果的に夏のインターンは計6社参加し、業界でいうと大きく分けてITベンチャー・人材コンサル・広告業界でした。
特に印象的だったのは、某県の山奥でチームで色んなスポーツに挑戦する有名なインターン。筆者のチームは、社員さんから「歴代最低のチーム」と評されるほどの酷さで、筆者自身も何もできなかったという無力感を覚えました。
しかし、そこから学んだことは非常に多くあり、特に「自分の考えは、言葉にしないと通じない」ということを痛感させられました。自分の考えをうまく伝えることができず、他人から見た自分と認識している自分との乖離があると気付かされました。
就職する上で、「ありのままの自分」をわかってもらうことが大事だと考えたので、相手からの印象と本当の自分との差をできるだけ0に近づけることを今後の目標に定めました。そして、やはり「ありのままの自分」は好きなこと、「映画」を仕事にしたいのだと強く思わされました。そして、「映画に関わる仕事に就くという自分の夢を叶えてやる」と覚悟を決めました。
映画とどのように関わっていくのか
夏を経て、「自分には映画しかない」と思った筆者は、映画業界のことを知るために映画雑誌を出版している会社が開講する「映画アカデミー」というものに通いだしました。半年間で、映画に関わる様々な仕事をされている方を講師に招き、仕事内容や業界知識はもちろん、プレスリリースやインタビュー記事の作成方法など添削指導を受けました。
それらの講義を受けていく中で「映画と自分がどう関わっていきたいのか」を考えるようになりました。
「多くの人を映画で幸せにしたい」
この思いをどのように形にするのかをひたすら考えていました。
内定先の企業では、インターネットの力で場所や時間を問わずたくさんの人々に価値提供が可能である点や、日本最大級の無料動画ステーションとしてエンターテインメントへのハードルの低さを保ち、視聴者の世代を問わないところが強みで、それが理解できたとき「これだ!ここしかない!」と反射的に思いました。
「自分が映画とどう関わりたいのか」という問いに対して約1年間考え続けましたが、内定先の企業との出会いによってようやく自分の中で答えを出せた気がしました。こうして振り返ってみると私の就職は答え合わせだったのかもしれません。最初からやりたいことが決まっていて、自分の好きを信じて貫き通せたという感覚があります。
好きなことを仕事にできるチャンスを勝ち取った今、これからの人生に心からワクワクしています。
このような結果になったのは、自分の好きを信じるために実際に足を運んで自分の目で他の業界も見たことで、より納得感をもった決断ができたからだと考えています。
みなさんがどのような企業に就職しようと、それを自分自身で正解にしてくことが大事です。
初めはぼんやりとした「好き」で大丈夫です。「なんでそれが好きなのか」という質問に答えられなくても構いません。しかし、その「好き」の理由や表現する言葉を見つけるために、視野を広げて他の業界や職種で働く人々に出会うのは非常に大切なことだと思います。
そうすることで自分の「好き」の思いは強まり、筆者のように「やっぱりコレだ」という感情に出会うことができるのかもしれません。いつでも自分に正直に、楽しんで就活に励んでください。
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