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就活ネクタイの色や柄はどうやって選ぶ?好印象ネクタイの選び方!

一般的な就活においてはスーツスタイルが基本になります。スーツスタイルにはネクタイはつきものです。ネクタイは個性を出せるアイテムである一方、年代によって色・柄の好みも異なってきます。今回は就活中のネクタイ選びをお伝えします。

就活の面接で好印象を与えるネクタイの色は?

就活中には企業の人事担当者を始めとして多くの社会人の方と話す機会があります。皆さんはこれらの企業の方々に評価をされていきます。社会人は大前提として付き合う相手を選べません。ここは学生生活とは大きく違うポイントとなります。その上、人は初対面の時に抱く印象=第一印象で皆さんの評価、好感度が大きく左右されてしまいます。就活は「初めて会う、様々な価値観の社会人の第一印象で合否が分かれてしまう可能性があるのが現実です。

従って、スーツスタイルにおけるネクタイにおいても、色・柄に気を付ける事で相手の第一印象が変わってきます。そのためにも自分の性格・アピールポイントにあった色・柄を選ぶが重要になってきます。 では好印象を与える色はどの様なものなのでしょうか?大きくは以下の4つになります。

1. 青・紺 企業の面接官として多くの就活生の方とお会いしていますが、一番多い色は青・紺かと思います。青・紺の色のネクタイをしている学生は基本的には落ち着いた・誠実な印象を受けます。この色のネクタイは首回りが必要以上に強調される事がなく、上半身がすっきり見えてきます。

2. 赤・エンジ 赤・エンジのネクタイは積極性・やる気が伝わる色です。面白いもので、体育会や運動をやっていた日焼けをした学生は赤のネクタイをしている事が多い気がします。黒いスーツに赤いネクタイをしていると当然ネクタイが強調されますが、自分の元気・やる気をアピールしたい方には赤のネクタイはが良いかもしれません。

3. 黄 黄色のネクタイは社交性・人付き合いの良さを連想させる色です。グループディスカッションなどにおいて協調性やバランス感覚をアピールしたい場合にはお勧めの色です。しかし、あまり明るい黄色は目立ち過ぎになりますので、少し落ち着いた程度の黄色が良いでしょう。

4. グレー 青色よりも更に落ち着いた印象を持たれるのがグレーです。知性、冷静な部分をアピールしたい方にお勧めしたい色です。公務員・金融など比較的に堅い業界を志望される方には適した色かと思います。

就活の面接で好印象を与えるネクタイの柄は?

ネクタイ選びにおいては色も重要ですが、柄についても注意が必要です。面接において好印象を与える柄は以下の4つになります。

1. ストライプ ストライプは就活生で一番選ばれていると思います。特に青・紺色×ストライプは外れる事がありません。ストライプの中でも幅が広くなるほどカジュアルな印象に変わっていきますので、狭めの等間隔のものを選ぶと良いでしょう。またストライプの中に白が入っている方がシャツとの相性も良いのでお勧めです。

ただ、ストライプでも使われている色が同系色であれば良いのですが、反対色でのネクタイを選択すると首回りが以上に強調されますので、逆に落ち着きを損なわれる可能性がありますので、注意してください。ストライプは面接官が見て右に上がっているものが中心で左に上がっているネクタイは違和感を持たれてしまいます。

2.無地 無地は柄ではないと思われる方もいるかと思いますが、立派な柄です。柄の印象がないだけに色に大きく左右をされますが、前項の様に好印象を与える色に加えて無地を選ぶ事で基本的には失敗はありません。また無地のネクタイはどのようなスーツを選んでもマッチします。シンプルであるが故に結果的に多くの場面で使う事が可能です。 社会人になるとネクタイは必須になりますが、シンプルなネクタイは結果的に飽きる事がなく、就活中に使っていたものでも、生地さえ傷まなければ社会人になっても数年は使う事ができます。

3.ドット 7m~8m程度のドットは落ち着き、大人らしさを感じさせます。ただ、大きいドット=水玉になると逆にカジュアルな印象を持たれてしまいますので、注意してください。小さなドットを選ぶ事で自分を上品に見せたい人にはお勧めです。

4. チェック チェックは一見就活には不向きと思われがちですが、配色を間違えなければ全く問題ありません。落ち着いた色を選択した上で、細い線のチェックを選ぶ様にしてください。

ネクタイは色と柄の構成で印象が大きく異なってきます。好印象になる色×柄を心掛けて選んでください。また自分の個性をアピールしやすくなるマッチングも忘れないでください。

就活の面接で絶対に避けるべきネクタイの色・柄は?

前述をしていますが、就活中は様々な企業で様々な価値観を持った社会人と会う事になります。その為、第一印象はその後の就活プロセスに大きく影響を与えてしまいます。その為にも避けるべき色・柄がある事を知っておいてください。 避けるべき色・柄は以下の通りですので、改めて注意してください。

1. 白色・黒色のネクタイ 白・黒に近い色は冠婚葬祭と勘違いをされてしまいます。就活においては非常識と思われてしまいますので、避けるべきでしょう。本人としては冠婚葬祭用でないものだとして、薄い白色を選ばれても誤解を生じさせてしまいます。

2.金・ピンクなどの派手な色のネクタイ これについては言わずと知れた事かとも思いますが、金色、ピンクなどの派手な色は目立ち過ぎます。金色は見かけませんが、社会人でピンクのネクタイをされている人は少なくありませんし、違和感もありません。ただ、就活中においてピンクは若干行き過ぎと思われる可能性がありますので、避けるべきでしょう。

3.派手な柄 キャラクターを始めたとした派手な柄もNGです。確実に面接官に「この学生、何を考えてるんだ、、、」という印象を与えています。

4.スーツとネクタイの組み合わせにも注意 一般的にスーツは黒を選ぶ方が多いので、前項の好印象を与える色・柄を選ぶ事で問題はないのですが、ネクタイの色が問題なかった場合でもスーツとの相性によっては全体の印象が変わってしまう場合があります。特に紺のスーツに赤いネクタイは社会人としては違和感がないものの、就活生の場合には個性が際立ち過ぎてしまいます。またグレーのスーツと明るい色のネクタイも若干就活生にらしくない気がします。

クールビズの導入によるノーネクタイなど社会人の服装に対する常識も以前と比べると変わってきているものの、就活生に関する服装に関する企業の持つステレオタイプはまだ大きくは変わってきていません。特に大企業や社歴が長い企業は特にその傾向が強く残っています。

業界別、就活でおすすめのネクタイの色・柄

ここでは業界に合わせたネクタイの色×柄について選定についてお伝えします。

1. どの業界でもOK まず最初はオールマイティーなものをご紹介しますが、青・紺のストライプはどこの業界においては失敗をしません。この組み合わせは就活生の半数がしているのではないかと思われる位です。 しかしながら、失敗はないものの目立たない可能性も十分になります。

2. 不動産・建築業業界 合同企業説明会などで大きな声で元気よく会社紹介を行っているのは大体不動産・建築業界でしょう。皆さんも簡単に想像がつくと思いますが、この業界は能動的に動く人間を重宝しています。従がって、面接でも行動力・やる気・挑戦心などを重要な評価項目としています。この業界には「赤・エンジ×ストライプ」もしくは「赤・エンジ×無地」をお勧めします。

3. 金融業界 銀行、証券といった金融業界はやはり堅いイメージがあります。銀行や証券会社も新興企業も増えてきておりますが、メガバンクや社歴の長い地銀についてはやはり落ち着いた・誠実な人柄を評価する傾向は変わっていません。そういった業界を受験される場合には「青・紺×ストライプ」「グレー×ストライプ、無地、チェック」をお勧めします。 派手な色・柄はNGです。やる気は口頭でアピールしてくださいね。

4. 小売り、情報通信、サービス業界 小売、情報通信やサービス業界は日々技術革新がされ、顧客ニーズが変化するとても流れが速い業界です。従って企業は受験をする学生に対しても好奇心・創造性・柔軟性を評価する傾向があります。この業界を受験される場合には「華美にならない程度の黄色×チェック」「明るい青×チェック」をお勧めします。 若干の軽い程度でもフットワーク動ける・世間動向を常に気にしているといった特性を面接でアピールできれば印象アップにつながる事でしょう。

5. 商社・卸売業界 商社・卸売業界も変革の時代に差し掛かっています。以前の商社マンは「ガンガン海外で交渉をする」といった様な体育会系の人間が必要とされていました。しかしながら、今の商社は事業の範囲が大きく広がった事により、事業を俯瞰する冷静さが求められます。つまり「情熱と冷静さ」が求められる業界です。また付き合う顧客も広いのが特徴だと思います。こうった業界を受験される方には「赤×無地」「青×無地」という様にシンプルでありながら、自己主張があるネクタイをお勧めします。

ざっと就活とネクタイの関係をお伝えしてきました。スーツとネクタイは面接官の第一印象を決める重要な要素です。残念ながら面接の時間が短く第一印象が悪いとその印象に引きずられたまま制限時間になってしまう可能性もありますので、改めて第一印象での躓きがない様なネクタイ選びをしてくださいね。