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T・Web志望者必見。今のWeb業界を支える起業家たちが学んだ「リサーチテクニック」とは?

就プロインターン特集、今回お話を伺ったのは、Fringe81代表取締役の田中弦さん。Fringe81は例年「リサーチ」のインターンを開催しているそうです。実はその「リサーチ」、田中さんをはじめとする多くの起業家・事業家が学んで来たプログラムを踏襲しているとのこと。優れた事業家を育てる「リサーチ」とは一体どんなものなのでしょうか?[Sponsored by Fringe81]

多くの起業家・事業家を育てた「リサーチ」プログラム

---Fringe81のインターンでは「徹底的なリサーチ」を行うとか。

Web業界のインターンというと「ビジネスプランの立案」というイメージがありますが、リサーチを対象にするのは珍しいのではないでしょうか。

田中:「リサーチ」に焦点をあてているのは、私の経験が基になっているんです。

私は大学生時代に「ネットエイジ」という会社でインターンをしていました。

もしかしたらご存知の方もいるかもしれませんが、その「ネットエイジ」で働いていたメンバーは、インターネット業界で大きな活躍をしています。私からすれば、仲間でありライバルであるような人たちです。

有名な方もたくさんいますので「ネットエイジマフィア」なんて調べていただくと、ピンと来る方も多いかもしれません。

実は「リサーチ」は、そのネットエイジで学んだことの一つ。

私も今でこそ上場企業の社長という役職についていますが、当時はインターネットについては詳しくなかったですし、大学は文学部で平家物語を専攻していて、社会に対する知識なんて全くありませんでした。

でも、そこで異次元体験とも言えるような密度でインターネットの業界を知りました。そこで学んだことがベースとなって、この業界で勝負ができたんだという実感があります。

もちろん、今活躍している「ネットエイジマフィア」のメンバーも、同様の経験をしていますから、今の活躍のベースになっている部分が少なからずあると思います。

そうした私の経験を踏まえて、学生の皆さんにも是非そういう経験をして欲しいなと思っているんです。

業界知識、事業への感覚、仕事への視座を身につける

---日本の起業家・事業家を育てたプログラムを追体験できるというわけですね。具体的にはどんなことを行い、どんな力が身につくのでしょうか?

田中:具体的には「シリコンバレーで、直近数年間で10億円以上調達している企業を100社調べよう!」みたいな形ですね。

そうすると、今旬になっている領域の企業が大体入って来るんですね。

例えば、Uberという会社が一番話題だった時は「シェアリングエコノミー」の会社が沢山出てきました。

Uberみたいに「車」「移動手段」のシェアの領域であれば、他にもLyftなんて会社があるぞ、インドではOlaなんて会社があるぞとか。

すると、この領域では競争関係はどうなっているんだとか、資金ではこの会社が一番調達しているけど、ビジネスモデル的に優れているのは実はこの会社なんじゃないかとか、色んなことが語れるようになってくるんです。

他にも、車以外のシェアの領域もたくさんヒットします。AirBnBのように「家」のシェアであったり、「家具」をシェアするサービス、「スキル」をシェアするサービスなど、色々あるじゃないかと。

そんな情報を元に、この領域は伸びそうだなと議論をしたり、あまり事例がないけどこの領域はいけるんじゃないかと話をしたり。

終わるころには「シェアリングエコノミー」については大体語れるようになっていますし、ビジネスモデルや事業についての感覚も鋭くなるでしょう。

---就活生の時点で、それだけの知識・感覚を持っていたら、末恐ろしいですね。

就活の時も「この会社のビジネスモデルはイケてない」なんて判断できるようになってしまうかもしれません(笑)

田中:そうですね(笑)

また、学生の皆さんはこれから、就職活動という場でファーストキャリアを選ぶことになる。そういったことも考えると、基礎教養として、ビジネスのことをちゃんと知っておいてほしいなと思うんです。

こんな会社に行きたい、こんな業界に行きたいという考えを持っている人もいると思います。でも、意外と事業内容については詳しく知らない、という人も少なくありません。

この事業領域では、こんな仕事をして、こういう形でお金を稼いでいるんだ、ということを知っておくことはもちろん重要です。

様々な業界や最先端の知識を得ていくことで、今は人気の○○業界だけど、この技術が発展したら、この先危ないんじゃないの?という判断ができるようにもなるかもしれません。

他にも、世の中には本当にたくさんのビジネスがあります。そういったことを知っていく中で、「やりたいことってなかったけど、この領域なら興味を持てそうだな」なんていうビジネスを見つけられるかもしれません。

そうした形で、まずは基礎教養としてビジネスを知る。そして、世の中のたくさんのビジネスを知って、自分の好きなものを見つけてもらう。

リサーチのインターンを行うのには、そういった背景もありますね。

熱意を持ち、刺激あるインターンの場を作りたい

---ありがとうございます。そんな中で、どんな学生にインターンを楽しんで欲しい、というものはございますか?

田中:弊社の採用要件でもある「本気になれる人」「チャレンジできる人」でしょうか。

Fringe81は、少し変わった会社かもしれません。

上場をしていて、会社のデータも公表されているので、調べて頂ければ分かると思うのですが、広告の事業は物凄く成長しています。ただ、Fringe81が変わっているのは、それだけを順調に成長させて行きましょう、という会社ではないということです。

広告事業を成長させながらも、新しい領域で価値を生み出して行こうと、新たな事業にどんどん投資をしている会社です。

もちろん、深く会社や事業を知ってもらうと、そこにはきちんとした強みがあり、成長モデルがあるので、リスクばかりのある決断ではありませんが、簡単なチャレンジではありません。

そういったチャレンジに共感できる人、熱い心意気を持った人に集まって欲しいなと思うんです。

逆に言えば、Fringe81のインターンに参加をするという人も、少し変わり者だけど、凄くセンスがいい人だと思います。

普通の人は、就活が始まったばかりの時、Fringe81という会社名を聞いたことがないと思うんです。もしかしたら、周りの人からは「そんなインターンいくの?」なんて言われるかもしれません。

でも、そういった所に何かしらの魅力を感じて、飛び込んでくる。それだけじゃなくて、目の前の物事に熱く取り組む。少し変わり者だと思われるかもしれませんが、そんな心意気を持っている人は、間違いなくセンスの良い人が多い。

思えば、ネットエイジの時代もそうでした。

当時は、良い大学に入って、有名な大企業に入って、という価値観が今よりももっと強かったと思います。

そんな中で、雑居ビルの埃だらけの部屋に寝泊まりして、当時は産業にすらなっていないインターネットというものに夢中になっている。

すごく語弊がある言い方かもしれませんが、社会の価値観からは外れたような人たちとも言えるでしょう。でも、目の前のことに強く熱中して、インターネット産業の基礎を作り上げる活躍をした。

そういった、熱い心意気を持った人に集まって欲しいなと思うんです。

そうすると、インターンも非常に面白いものになりますから。

私が全く知らないようなベンチャーを探し出して来て「このインドの会社、すごく面白いと思うんですけど、どうですか?」なんて聞いてくるんです。そんなの知らないよ!なんて思うんですけど(笑)

私や参加するメンター社員もすごく知識や刺激を得られる場ですし、毎回感謝しています。その分、3日間のインターンでできるだけ多くのことを返したいという想いもすごく強いです。

だからこそ、熱い人、本気になれる人に是非来て欲しいですし、Fringe81という会社を好きになってほしいなと思います。

そうして、お互いに刺激を受けながら、未知なるものへの興奮を存分に味わえるインターンになればいいなと思っています。

---田中さん、本日はありがとうございました。

Fringe81の「リサーチ」インターン、興味を持った方は、是非参加を検討してみてはいかがでしょうか?