配属面談で希望を伝えよう
就職活動では「どの部署を希望していて、どんな仕事をしたいの?」と問われることも多いですね。
就活が進み、志望業界や企業が決まったら「自分はどこの部署でどんな仕事をしたいのか?」というイメージを膨らませていくはず。
中には明確な意志を持って「こんな仕事がやりたい!」という人もいるでしょう。
しかし、その配属希望をどんな風に叶えていけばよいのでしょうか?
実は、配属希望を伝える機会を逃してしまうと、希望部署への配属先が一歩遠ざかってしまうこともあるんです。
そんな背景を元に、今回は、日系大手企業の人事部で採用担当を務めるAさんに「企業が配属を決める流れ」「配属希望を伝えるべきタイミング」について伺いました。
「どうしても行きたい部署がある」と考えている皆さんは、是非参考にしてみてくださいね。
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企業は、4つの段階を踏んで、配属を決めていく
―よろしくお願いします。今回のテーマは「希望部署に配属されるためには」ですが、そもそも企業はどうやって新卒の配属を決めているんですか?
Aさん:会社の規模や内定者の数によっても違いはあると思いますが、一般的に配属は、大きく分けて4つの段階を踏んで決められています。
―4つの段階ですか...。順番に説明していただけますか?
Aさん:はい。まず1つ目は「選考中の面接や内定後の面談で、情報を吸い上げる」フェーズです。時期的には、5月から8月中盤くらいでしょうか。
ここでは学生の志望動機や希望部署に加えて、その学生の現時点での強み、弱みを知った上で、既存社員との相性などを把握します。
そして企業側は「この学生は、この部署でなら活躍できそうだな。」という配属イメージを膨らませます。
---では、この段階でもう既に配属先は漠然と決まっているんですか?
Aさん:おっしゃる通り。一人ひとりの内定者に対して、この時点でかなり具体的なイメージを持っていますね。
そして、2つ目の段階は、大方内定者が出そろってくる内定式の頃。つまり皆さんからすれば大学4年の10月頃ですね。
この時期に企業側は内定者リストを見つつ、頭を悩ませながら配属先を仮決めします。
一人ひとりの適正や配属先はイメージが付いているので、全体のバランスを見ながら振り分けを行います。
―結構早い段階で、仮の配属先が決まっているんですね!
Aさん:そうですね。ただ、本格的な決定はまだまだ。
3つ目の段階は入社直前の2-3月。各部署MGRと各部署の役員に配属レポートを提出し、部署間の承認を取りながら、配属を決めていきます。
この段階で、8割がたが決まっていると言ってよいでしょう。
―8割がたですか...まだ配属先は確定ではないと。
Aさん:はい。最後の段階として、入社後の実務研修や仮配属の結果を踏まえて、本配属先を伝えるからです。
選考中の面接や配属面談が配属先を伝えるタイミング
---そこでようやく本配属が決まると。流れを聞いていると、就活生が配属に関与できるタイミングはほとんどないのでは...?
Aさん:そうですね。選考中の面接や配属面談が終わると、配属希望先を伝えること自体が難しくなります。
2つ目の段階からは、今まで得た情報を元にして、企業側が社内のプロセスを踏み配属を決めていくだけですから。
だから、行きたい部署がある場合は、面接や内定後面談の時期にあたる5月から8月中盤に、きちんと配属希望を伝えるべきと言えるでしょう。
―なるほど、ありがとうございます!
Aさん:「正しい配属希望の伝え方」に関しては、以前のインタビューでお伝えした通りかと思います。ぜひそちらを参考にしてみてください。
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