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【業界研究】食品業界の売上・年収ランキング

「もっとも生活に近い食品を通じて、人々を幸せにしたい...」そんな思いから食品業界を志望する就活生も多いのでは?今回は、この食品業界で活躍する企業ごとに、年収・売上高のランキングを紹介します。食品業界を志望する就活生のみなさん、必見の内容です!

食品業界の概要

多くの就活生の方が志望する「食品業界」ですが、そもそも「食品業界」とは何かを整理できていますか?

ランキングを知る、ESを書く、その前に「食品業界の概要」について整理しましょう。

食品業界が扱う商材とは? 食品業界の企業が扱う商材には、大きく分けて、「食品原料」「加工食品」「飲料・酒類」といった3つの業態が存在します。

食品原料とは、調味料や小麦粉など、食品を生産するに当たって原料となる商材。

加工食品は、お菓子や乾燥めん、レトルト・冷凍食品といった食料品そのもの。

飲料・酒類とは、文字通り、清涼飲料水やアルコール類に該当します。

食品業界では、ざっくり言うとこの3つの商材を扱っていると覚えておいて下さい。

食品業界の分類・企業群とは? ここまでは、食品業界の商材について整理をしました。

では業界全体を大きく分けると、どんな種類の企業があるのか、こちらを確認します。

食品業界全体は、大きく分けて「食材メーカー」「加工食品メーカー」「酒類・飲料メーカー」の3つに分けられます。

① 「食材メーカー」の概要と代表的企業 食材メーカーとは、先ほど解説した3つの商材の中で「食品原料」を中心に扱っている企業です。

食材メーカーの代表的企業は「伊藤ハム」「エスピー食品」など。

中で最も有名な企業は「日清製粉」でしょう。

「日清製粉」は、製粉という分野において、国内圧倒的トップ。

パン、うどん、ラーメンなど日本の国民食に必要不可欠な「小麦粉」において、日本国内で生産する小麦粉の約40%を日清製粉が提供しています。

② 「加工食品メーカー」の概要と代表的企業 加工食品メーカーとは、名称の通り「加工食品を中心的に扱っている企業」を指します。

代表的な企業としては「森永乳業」「明治」「日清食品」「味の素」等。

就活において最も人気度の高い企業群が揃っていますね。

中でも「味の素」「明治」は就職先人気ランキングTop企業の常連。

「味の素」は、調味料を主力商品として、業務用調味料やスープ、飲料、冷凍食品など、幅広い商材をToCからToB向けまで幅広く展開しています。

また中でも強みを持つのは「アミノ酸」の開発技術です。

このアミノ酸開発技術を活用して化粧品開発を行うなど、多角的な事業展開を行なっています。

「明治」は、幅広い年齢層に向けたお菓子や、乳製品、栄養食品などを提供する食品メーカーの一つ。

特に「お菓子」では、「ミルクチョコレート」や「アーモンドチョコ」といった圧倒的な知名度を誇るブランドを数多く有しています。

③ 「酒類・飲料メーカー」の概要と代表的企業 酒類・飲料メーカーは、「コカ・コーラ、ヤクルト、UCC上島珈琲」など有名度の高い企業が数多くある業界です。

この飲料メーカーの中でも最も人気度が高いのは、「サントリー」「KIRIN」でしょう。

「サントリー」は、清涼飲料水・蒸留酒・ビールなど多岐にわたる商品を取り揃えています。

サントリーにおいて特徴的な点は研修期間が短く、早くから現場に出られること。

本選考においては、6月1日からの面接回数が5回にわたるなど非常に多いことも特徴的です。

「KIRIN」は、参加のキリンビール、キリンビバレッジ、メルシャンの国内飲料企業3社を有しています。

中でも強みを持つ領域は、発泡酒。発泡酒においてはトップブランド「淡麗」を持ち、シェア7割を誇っています。

ここでは、食品業界の企業群と中でも特徴的な企業について整理していきました。

では次から、食品業界の各企業ランキングを、売上高、就活生が気になる"年収"、2つの観点でご紹介していきます。

食品業界の企業別売上高ランキング_2019年3月期

まずここでは、食品業界における「売上高ランキング」を見ていきます。

売上高とは、企業の本業から得られた収益を表す指標です。

企業規模そのものを測る指標として、非常に一般的な指標の一つ。

ではこの売上高ランキング、そして各社の事業内容を見ていきましょう。

食品業界の売上高_Top10

第1位 売上高_2.2兆円 JT_日本たばこ産業

売上高ランキング第1位は、JT(日本タバコ産業)。JTというと、タバコのイメージが強いでしょう。

しかしタバコ事業の他に、医薬事業や加工食品事業など多角的な事業展開をしている企業です。

中でも海外タバコ事業がJTの売上高の約60%を占めるほどの主力事業。

海外タバコ事業の売上高が、約1兆3000億円、国内タバコ事業が6200億円、医薬事業が1140億円、加工食品事業が、1614億円の売上となっています。

第2位 売上高_2.1兆円 アサヒグループホールディングス

売上高ランキング第2位の企業は、アサヒグループホールディングス。

アサヒは酒類、飲料、食品、国際、その他といった5つの事業ドメインを保有しています。

売上高約2.1兆円のうち、酒類が8867億円、飲料が3603億円、食品が1147億円、国際事業が7104億円、その他が482億円となっています。

売上高の内、酒類が約40%、国際事業が約35%を占める主力事業となっています。

第3位 売上高_1.9兆円 キリンホールディングス

売上高ランキング第3位の企業は、キリンホールディングス。

キリンホールディングスは日本総合飲料事業、海外総合飲料事業、医薬・バイオケミカル事業、その他といった4つの事業ドメインを持っています。

売上高約1.9兆円のうち、日本総合飲料事業が10,783億円、海外総合飲料事業が4969億円、医薬・バイオケミカル事業が3,393億円、その他が160億円となっています。

売上高の内、飲料事業が約80%以上を占めており、飲料事業が売上の要となっています。

第4位 売上高_1.3兆円 サントリー食品インターナショナル

売上高ランキング第4位の企業は、サントリー食品インターナショナル。

このサントリー食品インターナショナルは、親会社となるサントリーホールディングスの傘下として、ソフトドリンク部門を中心に受け持っている企業です。

サントリーグループの国内外の飲料事業を受け持っており、売上高2.2兆円を誇るサントリーホールディングスの中でも約57%を占めています。

第5位 売上高_1.25兆円 明治ホールディングス

売上高ランキング第5位の企業は、明治ホールディングス。

この明治ホールディングスの抱える事業は大きく分けて、医薬品セグメントと食品セグメントの2つ。

中でも食品セグメントが売上高の84%を占め、約1兆円の売上高を上げるほど強力な事業。

食品セグメントの分野では、ヨーグルト、チョコ、牛乳など生活に欠かせない商材において、シェア1位を誇るなど圧倒的な強みを持っています。

第6位 売上高_1.25兆円 日本ハム

売上高ランキング第6位の企業は、日本ハム。

この日本ハムの事業は大きく分けて、以下の4つです。

1点目は、ハム・ソーセージ、加工食品の製造・販売を行う加工事業で、3555億円の売上高。

2点目は、食肉の生産・販売を行う食肉事業で、7784億円の売上高。

3点目は、水産物、乳製品の製造・販売を担う関連事業で、1635億円の売上高。

4点目は、日本向けの輸出や第三国への販売を担う海外事業で、売上高は2542億円となっています。

第7位 売上高_1.1兆円 味の素

売上高ランキング第7位の企業は、味の素。

味の素の事業は大きく分けて、以下の4つです。

1点目は、日本食品事業で売上高は3750億円。

2点目は、海外食品で4817億円。

3点目は、ライフサポート事業で1080億円、4点目は、ヘルスケア事業で1353億円となっています。

食品関連事業が、売上の7割以上を占める主力事業となっています。

味の素が特に強みを持つアミノ酸の技術を中心に、国内外で多角的な事業を展開していることが特徴の1つ。

日本国内だけでなく、ブラジルやインドネシア、ベトナムなどでも調味料の分野でシェアを獲得しています。

第8位 売上高_9273億円 コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス

売上高ランキング第8位の企業は、コカ・コーラボトラーズジャパン。

全世界に展開するコカコーラグループの支社の中でも上位に入る企業です。

年間売上高は9273億円を誇り、17年度においては、世界第3位の売り上げ高を誇っています。

第9位 売上高_8507億円 伊藤ハム米久ホールディングス

売上高ランキング第9位の企業は、伊藤ハム米久ホールディングス。

伊藤ハム米久ホールディングスは、2016年4月に牛と豚肉に強みを持つ伊藤ハムと豚と鶏に強みを持つ米久が合併し設立された企業です。

伊藤ハム米久ホールディングスは、ハム・ソーセージ、調理加工食品、食肉、その他の4つ。

中でも食肉が、売上高の内61%を誇っており、最も中心的な事業です。

第10位 売上高_6033億円 雪印メグミルク

売上高ランキング第10位の企業は、雪印メグミルク。

雪印メグミルクの事業は大きく分けて、乳製品、飲料・デザート、飼料・種苗、その他の4つです。

乳製品事業の売上高は2410億円、飲料・デザート事業の売上高は2797億円、飼料・種苗事業の売上高は460億円、その他事業の売上高は366億円となっており、乳製品事業、飲料・デザート事業が売上高の85%以上を占めています。

食品業界の企業別年収ランキング_(2019年3月期)

食品業界の年収_Top10

年収別に見ていくと、年収ランキングTop3の企業は、キリン、アサヒ、サントリーと言った「酒類・飲料メーカー」が上位を占めています。

その後加工食品メーカーである、明治HD、味の素が続く形となっています。

こちらのランキングで10位となっているサッポロHDは平均年収856万円。

日本人の平均年収が約420万円に対して2倍以上の水準となっており、食品業界は「人の生活に深く根ざした仕事のやりがい」に加えて、高い報酬も魅力的な業界と言えます。

今回は食品業界のランキングを中心的にご紹介しました。

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