エントリーシート概要
年度:2020卒 選考:本選考 職種:総合職
学生時代にもっとも注力している活動と、その具体的な内容(200文字以内)
新規吹奏楽サークル樹立に貢献した。既存団体と違い、経験年数や参加頻度を問わず「誰でも吹奏楽に携われる環境」を作りたいと感じたからだ。初年度は人数不足という課題に対し、広報媒体の確立やライブの実施、有名サークルとのコラボを通した知名度拡大に尽力。160人規模に成長した三年目以降は副幹事長として、団体存続の為に係制度や会則を制定し運営基盤を整えた。規模感が変わっても団体に何が必要か考え続け、行動した。
ベネッセに関心を持ったその他の理由(100文字以内)
冬季インターンシップにて受講生や御社の社員さんとかかわる中で、教育やビジネスに対する熱量の高さを肌で感じ、こういった人の中でファーストキャリアを始めたいと思ったから。
当社への志望動機(400文字以内)
私は、恵まれない生育環境によって望まない人生を歩む人を減らしたい。ゼミでの勉強の中で、貧困をはじめとした負の生育環境にいる子供たちが将来再び貧困に陥ってしまう"貧困スパイラル"から抜け出せない現実とその苦しさを肌で感じた。だからこそ、どんな生育環境下でも子供たちが「自分らしく生き抜く力」を育める環境を作りたいという思いを抱くようになった。そのためには、新学習指導要領に代表される「自ら学ぶ力」「自己決定できる力」を義務教育期間の公教育を通して育成する必要だ。御社であれば、「学校」を支えるコンサルと充実したアセスメント、「家庭」教育を豊かにするこどもちゃれんじ、子供と地域教育を結び付けていく「地域」社会参画カリキュラム等、子供を取り巻く3側面全てに介在することで本質的に公教育を支援していくことが可能だ。御社で公教育を支えることで、誰もが「よく生きる」機会に恵まれた世の中を作りたい。
これまでに受けた授業で、最も「自分のためになった」と思う授業内容と、その理由 小中高大大学院のいずれかを明記すること(800文字以内)
「自分のためになる」を「軸となる考え方・価値観を育み、自己決定に大きな影響を与えた授業」と定義する。「自分がこれからどう生きていきたいのか」という人生最大の自己決定において私が一番ためになったと思う授業は、ゼミ活動の中で行ったフィールドワークである。 フィールドワークでは、台東区浅草北部に位置する「山谷」という地区にアプローチしている。吉原や被差別部落の名残を受けた『悪所』である山谷地区は、かつて日雇労働求人や安価の宿泊施設が集まる『日本三大ドヤ街』の一角として名を馳せた地区だ。現在は元日雇労働者の方々が高齢化し職を失い、集住して路上生活を送っている。 現地に赴きお話を伺う中で、「努力したくても、この歳では日雇労働も突き返される」「好きで日雇になった訳ない、何もわからないまま仕送りのために地元から出された」「学が無い中で、この道(日雇)しかなかった」「誰も自分を助けてくれないし、誰からも必要とされない状況にも慣れた、いつ死んでもいい」という厳しい現実を目の当たりにした。 都内で育ち、塾で楽しく勉強し受験も当たり前のようにさせてもらえた、「やりたいことが当たり前にできる」私の家庭環境がいかに恵まれていたものであったのか。頭で理解していたつもりでも、労働・雇用現場に触れる中で初めて身に染みて実感したと同時に、家庭の貧困をはじめとする恵まれない生育環境が原因で、自分らしいキャリアを描く機会から遠ざかってしまうという「公平でない環境」に猛烈な違和感を抱くようになった。 フィールドワークの授業で"不平等の集積"を体感することで、私は、『生育環境に関わらず、どんな人でも自分らしいキャリアを歩んでいくことに貢献できる人間になろう』と人生で一番の決心をするに至った。
あなたが学生時代に、「最大限『頭』を使って解決、もしくは達成したこと」及び、そこから学んだことについて具体的に教えてください(400文字以内)
吹奏楽サークル設立初年度に、人数不足によってメンバーが吹奏楽を楽しめていない状況を打破したいと思い、新歓代表の立場を通して新歓活動を成功させた。吹奏楽編成に必要な最低人数30人獲得を目標に新歓代表に就任。人数確保の為に何が必要か、現役サークル員に調査を行った。結果、「広報媒体の欠如」「他のサークルとの差異性が分かりづらい」の2点を解決する必要があることが判明。前者対しては、公式HP等4つの媒体を確立。後者は、新入生がサークルを深く知れる機会を多く設ける必要があると考え、3キャンパス5イベントを企画した。15名という少数で全企画を実施するために、3か月前からフローやマニュアルの作成、目標共有に取り組むことで全員が主体的に活動できる環境作りに励んだ。結果全ての企画の実施と60名の入会に成功。この経験から、正確な課題と仮説の設定の大切さと、周囲を巻き込み実行していく推進力を学んだ。
あなたが学生時代に、「最大限『体』を使って解決、もしくは達成したこと」及び、そこから学んだことについて具体的に教えてください。(400文字以内)
吹奏楽サークル幹部として、楽器初心者の出席率低下を改善した。初心者メンバー20名の出席率低下に課題意識を抱き、全員に対し個別面談の時間を設け原因の理解に努めた。「自力での楽器上達に限界を感じる」「初心者でも乗りやすい本番が無い」という悩みを抱え、退会を検討していることを把握した。 前者の解決のために、「初心者講習会」の企画運営を実施。指導する経験者の募集・講習場所の確保・使用教材の選定と購入を行った。後者の改善のためには、外部イベント主催者や近隣小学校への出演交渉を地道に行い、小規模のアットホームな本番を年に3つ用意した。 結果20名の退会を未然に防ぐとともに、「先輩だから相談できた」「学び方を学ぶ機会をくれてありがとう」という声を頂くに至った。 この経験を通し、『対面の時間』への労力を惜しまず一つ一つの声を丁寧に拾うこと、悩みを打ち明けてもらえる信頼関係を日頃から築くことの重要性を学んだ。