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たった3ヶ月で戦略コンサルから内定をもらうための就活必勝法 〜就活生のReal Vol.2〜

就活生のRealな実話によって、混沌とした就活の実態を「鮮明」に紐解いていく本シリーズ 〜就活生のReal Vol.2〜 今回インタビューしたのは、外資系戦略コンサルティングファームに早期内定をもらった京都大学4年生のNさんだ。なんと3年生の6月から就活を始め、9月に外資系コンサルティングファームから早期内定をもらったとのこと。早期から内定をもらうための「秘訣」とは?その「経緯」と「テクニック」について聞いてみた。

就活生のReal Vol.2 戦略コンサル内定者インタビュー

就活生のRealな実話によって、混沌とした就活の実態を「鮮明」に紐解いていく本シリーズ。〜就活生のReal Vol.2〜

今回インタビューしたのは、外資系戦略コンサルティングファームに早期内定をもらった京都大学4年生のNさんだ。なんと3年生の6月から就活を始め、9月に早期内定をもらったとのこと。

外資系戦略コンサルティングファームの内定を獲得するために必要なスキルはロジカルシンキングだけではなかった?!

Nさんが外資系戦略コンサルティングファームから早期内定をもらった経緯とその秘訣とは?本音に迫まりました。

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3年生の6月に就活を始め、9月に戦略コンサルから内定をもらうまでの経緯

ーNさん初めまして。今回は21卒就活生のために、よりリアルな就活の情報を教えていただければと思っています。よろしくお願いします!

Nさん:よろしくお願いします!

ーでは早速ですが、Nさんは3年生の6月から就活を始めたとお伺いしました。早期から動く学生は3月〜5月に就活を始めていますが、Nさんはなぜ6月から就活を始めようと思ったのですか?

Nさん:6月まで留学に行っていたからです。

留学から帰ってきてみると、友達はすでに就活を始めていました。とても焦ったのを覚えています。「僕も早く始めないと」と思って、サマーインターンのエントリーを始めました。

ーサマーインターンには何社くらいエントリーしましたか?

Nさん:特に企業や業界絞らず、20社くらいエントリーしました。最終的に通過したインターンは8社くらいだったと思います。

その時はまだ、やりたいことが明確ではなくて。けど、将来的には大きな企業を経営したり起業することで、「人を背負う立場」として生きていくんだろうなと漠然と考えていました。

そしてそのために、ファーストキャリアとしてどの企業に就職することが最適なのか、サマーインターンで見定めようと言う気持ちでした。

初めは「経営」や「起業」という目標から、事業会社に興味を持っていました。しかし、いつの間にか戦略コンサルティングファームの方が、ファーストキャリアとして最適なのではないかと思うようになりました。

ーなるほど、なぜ戦略コンサルティングファームが最適だとかんがえたのですか?

Nさん:戦略コンサルティングファームのサマーインターンに参加した時です。班にメンターのコンサルタントの方がついてくれたのですが、そのコンサルタントの方がとても魅力的に感じて。

それは、自分の班のメンターとしてついたコンサルタントの方から、中間フィードバックを受けていた時のことでした。

鋭いフィードバックに対して食いついていき議論を深めていく中で、どんどんと新しい観点が出てきているのに気づきました。

そして、とても深い議論をする中で洗練された最高のアウトプットが出た時、いつの間にか僕はコンサルタントの方をとても尊敬していました。

鋭くフィードバックをしながらも、自分の意見を引き出してくれるところに完敗で、初めて「自分が同じ年齢になった時、勝てないかも」と思いました。

事業会社の社員さんにも数名お会いしましたが、戦略コンサルティングファームのコンサルタントの方のように「自分が同じ年齢になった時、勝てないかも」と思う人には、出会えませんでした。

ー「人の魅力」を重視して、戦略コンサルティングファームを選択されたのですか?

Nさん:そうですね、選んだ理由は他にもありますが、将来「人を背負う立場」として尊敬するコンサルタントの方から「人を惹きつける力」を学びたいなと思っています。

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早期にコンサルティングファームから内定をもらう3つの秘訣。

ー9月となるとコンサルでも、かなり早期に内定をもらっている方だと思います。戦略コンサルから内定をもらうための秘訣などあったりしますか?

Nさん:戦略コンサルから内定をもらうための秘訣は大きく3つあります。

1つ目に、論点の設定と、議論の設計を意識してできたことだと思っています。いわゆる「論理的思考能力」ですね。

戦略コンサルのインターンでは、抽象的なお題に対してアウトプットを求められました。僕はその抽象的なお題を、「分解すると3つの課題に分かれて」や「この小論点におちて、ここを30分で」など、論点の設定と議論の設計を意識的に行いました。そして、この思考の「プロセス」をコンサルタントの方に伝えることを意識していました。

議論のアウトプットだけでなく、構造化した「思考プロセス」まで共有したことはかなり重要だったと思っています。

もし結果だけ伝えると、その結果が良いか悪いかのフィードバックをもらうことはできます。しかし、議論の前提の共有がないために、そこからの議論が深まらない可能性があるからです。

ーなるほど、この「論理的思考能力」はやはり才能なのですか?

Nさん:実は、僕も大学までは論理的に思考するのが苦手でした。

そして、「論理的思考能力」はある訓練で誰でも上達すると思っています。それは「具体と抽象を行き来する訓練を日常から行う」というものです。

例えば、抽象的な課題を3つに分解するときに、最初は抜け漏れがあったり、切り口が甘かったりしますよね。この時重要なことが、「逆に具体的な課題ってなにがあるだろう?」ということを考えて欲しいのです。

となると、課題の分解の精度が上がってきます。

具体例を下の画像で表現しますね。例えば「体重を減らす」と考えるとき、下のようなロジックツリーを想定します。

まずは埋めてみます。すると下のようになりますよね。

これは抽象的な領域から考えたロジックツリーです。では一旦、具体的な思考に移ってみましょう。例えば体重を減らす施策として「脂肪吸引」という方法がありますよね。これはどこに入るのでしょうか。

新しい領域の具体例でした。ではここから抽象的な領域に戻ります。

このような思考を、「複数回」繰り返すことで、徐々に論点設定と議論設計の精度が上がってきます。

これを日常から意識して活動する。そして、友達と話し合いながら、思考の精度を深めていくことを意識することが重要です。

ーなるほど、「論理的思考能力」は鍛えることができるんですね。すごく参考になりました。ありがとうございます!では、二つ目の秘訣を教えていただいてもいいですか?

Nさん:2つ目は、インターン中の議論や思考を全力で楽しむことです。

僕は戦略コンサルでのインターン中、フィードバックをくれるコンサルタントの方との議論をとても楽しんでいました。

もちろん真面目に取り組んでいたのですが、論理を丁寧に積み重ねていくだけでは、意外といいアウトプットが生まれなかったりするんですよね。

例えば、小説家がアイデアに困った時に、散歩しながら考える。そんなことを聞いたことがありませんか?これとすごく似ています。

いいアイデアや思考は、楽しんで議論をしている時の方が生まれやすいこともある と思います。だからこそ、コンサルタントの方も巻き込んでとても楽しく議論することを心がけていました。

戦略コンサルはずっと考え続ける仕事です。なので思考することが好きな人の方がコンサルタントには向いていると思います。思考が苦手だったり、議論でつめられるとシュンとなったりする人は戦略コンサルに向いてないのかなと思ったりしますね。

ーなるほど!確かにそうですね。楽しむために意識した方が良いポイントはありますか?

Nさん:そうですね、一つあるとしたら「結果を出すことを最優先にする」ことですかね。

例えば、議論中に何か意見をいったとき「いやその意見は違うんじゃないか」と指摘を受けることがありますよね。こんなとき「ダメだったのか...」と落ち込んだり「いや俺の意見が正しい!」と反論する場合があると思います。

しかしこれは、「自分」をすごく意識しての行動だと思います。「自分」がダメとか「自分」が正しいとかですね。

そうではなくて、「結果をだすためにはどうすればいいのか」ということをいつも頭に置いて思考すると、上記の反応としては「どこが違うと思った?教えて欲しい!」となるはずなのです。

この「結果を大事にする思考」を意識することで、議論を楽しめると思います。

ーありがとうございます!なるほど、「結果」を大事にされているんですね。納得です。では三つ目の秘訣を教えてもらってもいいですか?

Nさん:はい、三つ目は少しテクニック的な話になるのですが、「納期を意識的に守る」というものです。

戦略コンサルはクライアントありきの仕事です。クライアントが抱えている課題を一定の期限内に確実に解決することが求められています。

なので、最低限決められた納期を守ることが求められます。なので、最終のアウトプットはもちろんの事、中間フィードバックや短期的な納期も意識的に守っていくことと、その意識を社員に伝えることを重視していました。

具体的には、「00日00時までに00のアウトプットを出します」と宣言して、毎回のワークに取り組んでいましたね(笑)

ーなるほど、とても強く意識されていますね。ありがとうございます!

Nさんが大事にしている、コンサルタントとしての信念

ーありがとうございました。Nさんの思いや、戦略コンサル内定獲得の秘訣をお伺いできてよかったです。最後に、Nさんから21卒就活生へむけてメッセージをいただいてもよろしいですか?

Nさん:いえいえ、ありがとうございました。

これからコンサルタントとして活動する上で、僕がすごく大事にしている信念があるのでそれを伝えたいと思います。

僕はこんな信念をもって活動しています。

「出すべき答えが何かを明確にし、そこに向かって経るべきプロセスを楽しんでやっていく」

自分が出したい答えが明確か?そして、プロセスを理解できているか?さらにそのプロセスを楽しめているか?そんなことを意識しています。

僕はこれ、就活も同じだと思っていて。

就活をしている時って、不安な事も多いし、軸もブレたりします。そんな時は「僕が出すべき答えはなんだっけ?目標ってなんだっけ?」と振り返って欲しいなと思うのです。そして、その目標に向かうプロセスを全力で楽しいんでほしいなと。

「どこに向かっているのか」

これをとても重要にしながら就職活動に取り組んで欲しいなと思います!みなさんの就職活動がうまくいくことを祈ってます!

ーNさん、本日はありがとうございました!

Nさん:ありがとうございました!

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