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あなたの面接準備は、不完全!?チェックポイントを確認しよう!

日系企業の就活情報解禁から2ヶ月。怒涛のESラッシュを終えた就活生の皆さん、いかがお過ごしでしょうか? ESを提出して、ひと段落…と考えている方も多いかもしれません。しかし、これから始まる面接の準備は大丈夫ですか? 当記事では、面接に向けて何を準備していくべきなのかを整理してお伝えします。これからの面接ラッシュに向けて、ぜひ参考にしてみてくださいね。

企業が求めているのは◯◯な人材だった!

突然ですが、みなさんは「なぜ企業が新卒採用を行なっているか」「なぜ面接を行なっているのか」「面接で何を見ているのか」という問いに、答えられますか?

自信の無いみなさんは、面接で見当違いなことを話してしまっている可能性があります。一度、ここで確認しておきましょう。

では、企業はなぜ新卒採用を行うのでしょうか。

新卒の学生はビジネススキルを持っていません。研修・教育にも大きなコストがかかります。新卒よりも、中途で優秀な社員を取ればいいんじゃないの?そう考えたことのある人もいるのでは。

それでも企業が新卒採用を行うのは、ある目的があるから。

それは、企業の価値観や文化の継承、会社のリーダーとなる人材の採用です。(参考:リクルート社「採用成功ナビ」https://saiyou-knowhow.recruit.co.jp/journal/why)

価値観や文化の継承と言われても、なかなかピンとこないかもしれません。

では、プロのスポーツチームに例えて考えてみましょう。。

そのチームには方針や戦術があり、選手はその戦術に従った行動を取っています。そのチームに、スキルの観点だけで、外国人選手を寄せ集めたらどうなるでしょう?

パスをつなげることなど、チームが重要視していたことが守られなくなったり、方針や戦術がぶれることで連携が取れず、勝利から遠ざかります。また、成熟した選手を集めているため、数年後、その選手たちが引退した時にリードしていく人材がいなくなります。

これは、会社でも同じです。若手を採用し、方針や戦術を時間をかけて浸透させ、育成することで今後を担ってもらう。新卒採用には、このような目的があります。

つまり、新卒採用の面接では、 ✔︎「企業の方針や考え方と自分の考え方がマッチしているか」 ✔︎「企業の将来を担えるリーダーになれるか」 を示す必要があります。

上記二つを面接官に上手く伝えるための、準備物と伝え方を確認していきましょう。

できる就活生は自分の「価値観」と「根拠」を伝えている?

あなたがもし、テニスサークルのキャプテンで、次期代表を決める立場にあるとします。あなたならどう選びますか?

「常日頃から、メンバーのために、飲み会の企画やたくさんの会話をしている」ようなメンバーを選びませんか?

これは、新卒採用も同じです。次の会社を引っ張る人材かどうかを判断するために、どんな価値観を持っていて、どんな行動(=根拠)をとってきたのかを見極めるのです。

つまり、面接において適切なアピールをするためには、自分の価値観が理解できており、その根拠が述べられることが必要となります。

次の4つのStepで ✔︎価値観の理解の仕方 ✔︎面接での伝え方 を確認していきましょう。

<Step1.今までの経験を書き出す>

まず、面接での具体的な質問を想像してみましょう。

例えば「あなたが学生時代に頑張ったことを教えてください」「あなたが大切にしている考え方を1分で話してください」という質問。

すぐに答えることができますか? 

多くの方が、何を話すか迷ったのではないでしょうか?

まずは、どんなことを話すべきかを整理するために、自分の経験を洗い出しましょう。

そこで重要なのが、経験を洗い出す際に「自分の価値観」までを考えることです。

先ほどお話ししたように、面接において重要なのは「頑張った内容」だけではなく、「価値観」を話すこと。そのためには、自分の価値観を知っておく必要があります。

では、具体的な方法を説明しましょう。

経験を洗い出す代表的な例として、モチベーショングラフというものがあります。 感情をもとに経験を洗い出すことができるため、自分の大切にしているものが見つかりやすいのが特徴です。

(モチベーショングラフ)

まずは、このようなやり方で、生まれてから今までの経験を書き出し、 その後、 ・ポジティブな経験(成功体験や楽しい・幸せなどを感じた経験) ・ネガティブな経験(悲しい、辛いなどを感じた経験) を洗い出してみましょう。

<Step2.エピソードの深掘り>

Step1で経験を一通り洗い出せたら、その経験から価値観を考える作業です。

それぞれの経験を、「なぜ楽しかったのか?」「なぜ辛かったのか?」というように考えていきましょう。

画像のように、なぜ?という質問を繰り返すと、自分の中にある価値観を明確にすることができます。

自分が自分に面接をすることを想像して、自分に「なぜ?」を質問すると、より客観的に深掘りをすることができます。

上記のように価値観が洗い出せていれば成功です。

「学生時代に頑張ったことはなんですか?」と聞かれた時、

ただ「サッカー部での活動を頑張りました」と伝えるよりも「サッカー部での活動を頑張りました。私は仲間と同じ熱量で頑張れる環境で〜」と話すことができれば、面接官に「価値観」が伝わりやすくなりますよね。

こうした「経験の洗い出し」と「価値観の深掘り」をすることで、企業が面接を通じて本当に知りたい「価値観」を伝える準備ができるのです。

<step3.面接官に伝わるようにしよう>

次のステップは、洗い出した経験や価値観を、きちんと面接官に伝えること。

自分がどれだけ価値観やその根拠を理解していても、それをきちんと伝えられなければ、相手には理解してもらえません。

では、どのように伝えれば、相手に理解されやすいのでしょうか。

相手に理解されやすいように話すには、思ったことをつらつらと伝えるのではなく、話す順番や構成を考えることが重要となります。

具体的な例を見て見ましょう。

まずは、構成を考えずに話をしてしまった例です。

事例1 私は、テニスサークルでキャプテンをやっていて、サークルメンバー全員が参加できるイベントを開催しました。具体的には、週一回の交流会や、飲み会を行いました。その結果、出席率は向上しました。もともと出席率が低い状態だったので、非常に嬉しかったです。サークルの全体で仲間という感覚があったので、達成感がすごかったです。

次に、先ほどの構成を元にまとめた文章をみてみましょう。

事例2 私は、100人が所属するテニスサークルをキャプテンとして、活動していました。しかし、出席率が30%と低い状態でした。私は、サークル全員を仲間にしたかったので、全員が仲の良い状態を目指しました。メンバーにヒアリングすると、話したことのない人が多くて行きづらいという声がありました。そこで私は、全体で交流できるイベントを開催しました。定期的に行うことで、メンバー同士の接点が増加し、結果的に、出席率80%になりました。

どちらの方がわかりやすかったでしょうか?

事例1は、具体的な数字などが示せておらず、面接官がイメージしにくい話になっています。また、なぜその行動をしたのか、話者の価値観は何かが伝わってこない文章になっています。 それに対して、事例2は、定量的な数字を話すことで、面接官がイメージをしやすくなっています。また、結論から話し、なぜその行動をとったのか、どのような考えを持っているのかが伝えられています。

このように文章にしてみると「自分はこんな失敗をしない」と思われるかもしれませんが、実際に面接に挑むと、「思いついたままに話してしまう」というのはありがちです。

以下のフレームを意識しながら話せるようにしておきましょう。

いかがでしたか?一度自分の面接での話し方を振り返って見てください。

良いエピソードを持っていても、それが伝わらなければ評価をされないのは当然です。

また、ビジネスにおいては、コミュニケーションにおいて簡潔に要点を伝える力は非常に重要です。そうした力も評価ポイントとなりますので、押さえておきましょう。

質問ごとの答え方は以下のページから↓

<step4.基本的なマナーを理解しよう>

これまで解説してきたことを行えば、自分の経験・価値観を面接官にきちんと伝えることができるでしょう。でも、最後に注意点が一つだけ。

選考を受けて一番初めの面接、つまり1次面接で落ちてしまう理由のほとんどが「マナー」「コミュニケーション」だということをご存知でしたか?

2次面接・3次面接と違って、1次面接は、多数の候補者から、最低限のNG学生をふるい落す場であるケースが非常に多いです。

そのため、企業は「コミュニケーションに問題がないか」「常識的な振る舞いができるか」などの最低限の部分にフォーカスをして判断をすることが多いのです。

自分が社会人として適切な振る舞いをできているか、マナーに問題がないかなどは、一度きちんと振り返ってみてくださいね。

また参考として、人は「相手の印象」の93%を「外見・態度・話し方」といった非言語情報で決めると言われています。

すると、もしかしたら「自分の経験や価値観」といった話を理解してもらう前に、第一印象で悪い判断をされてしまっているかもしれません。

1次面接はもちろん、全ての面接で、自分の振る舞いや身だしなみには気を使うようにしてくださいね。

具体的な、ポイントは以下の記事から↓

まとめ

いかがでしたでしょうか?

面接対策の新しい気づきもたくさんあったのではないでしょうか?

しかし、準備ができても本番で発揮できなければ意味がありません。 初めての面接が第一志望で、緊張して落ちたなんてこともありえます。 本当に自分はできるのか?実力を発揮できるのか?確かめに行きましょう。