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就活の面接対策!受け答えのポイントとは?

就活で最も緊張するのが志望する企業の面接ですね。「本番で質問に対する回答が上手くできるか…」と悩んでいる就活生が多いのでは?そこで、面接での受け答えをスムーズにクリアできるためのポイントをお伝えしていきます!

面接の受け答えポイント1「結論ファースト」   

「結論ファースト」、つまり質問に回答するときに、結論から話すことは面接で鉄則です。面接での受け答えすべてに通じます。結論から話すメリットは、主に2つあります。

1. 面接官が理解しやすい

最初に結論を述べることで、それ以降のエピソードなどの話が明確になるため、聞く側も理解しやすくなります。どんな質問に答える時も「結論ファースト」は基本ですので覚えておきましょう。長々とした話は大切な志望企業の面接で面接官にストレスを与えます。

2.言いたいことを整理しながら話せる 結論を後回しにすると、自分自身も集中力が途切れ、話の要点が曖昧になります。

しかし、結論から話すと、話したいことを整理できます。話している途中で脱線しないので、回答がズレることなく、失敗が減るのです。質問に対して伝えるべき情報を整理し、面接官の質問にピンポイントで返しましょう。

具体的には話の組み立て方は、以下の通りになります。 ステップ1:結論・要点・・・質問に対して直接的な回答を行う ステップ2:理由・事例・エピソードを具体的に説明する ステップ3:まとめとして、結論を再提示し、一番言いたいことを強調する

「結論ファースト」は、面接に限らず、日常のコミュニケーションでも役に立ちますので、日頃から意識して使えるようにしましょう。「結論ファースト」の回答例を紹介しますので、自分の場合に置き換えて練習してみてください。

面接官からの質問:学生時代に頑張ったことは何ですか?

応募者の回答:

私はアルバイトを頑張り、コミュニケーション能力を養いました。

仕事は、カフェでの接客です。小さな個人のお店でしたが、地元の人気店のため、常連のお客様が多く、いつも店は賑わっていました。接客の仕事は、お客様にコーヒーなどを運ぶだけでなく、地域に溶け込んでいるお店ですから、いつも来られるお客様とお話しをすることも大切な仕事でした。常連のお客様は年代も幅広く、最初のうちは話題に悩みました。

しかし、試行錯誤しながら分かってきたことは、自分が話すことだけがコミュニケーションではなく、お客様の話を聞くことも大切ということ。そこで、相槌することなどを意識して会話するように努めた結果、気がついてみると、自然にいろいろなお客様と会話ができるようになりました。

私はこのアルバイト経験で身に付けたコミュニケーション能力を活かして、御社の営業職として活躍したいと思います。

「学生時代に頑張ったこと」は、面接で聞かれる定番の質問のひとつです。

この回答例では、「何を頑張ったのか」について、最初で的確に答えています。次に、アルバイトの仕事と、その経験を通して得たものについて説明し、最後に入社後の仕事に対する意欲に繋げています。

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面接の受け答えポイント2「QAズレを起こさない」

面接官は就活生のコミュニケーション能力も注視しています。

面接中の会話を通して、コミュニケーション能力が判断されるため、質問の意図をしっかり汲み取って、的確に答えることが鍵です。相手の話を聞き、適切な答えを返せれば問題ないのですが、案外できていない人が多いようです。慣れない面接での緊張や焦りから落ち着きを失うと、言うべきことがまとまらなかったり、質問と答えにズレが生じるため注意が必要です。

コミュニケーション能力は普段から意識していないとなかなか身に付きませんが、本番前に確認しておくことで改善が期待できます。

例えば、「あなたの長所は何ですか?」と質問されたときに、学生時代頑張ったことを話したら、的確な答えではありません。「会話は言葉のキャッチボール」と良く言われるように、面接は質問と回答で成り立つ会話です。キャッチボールのように、一定のテンポで進めることが必要です。ところが、面接官の質問を正しくくみ取れずに、的外れな答えを返すケースがあります。

このように質問と回答にズレが起きると、面接官にマイナスの対象を与えます。ズレた回答をすることで、面接官は「受け答えができない人」と判断し、せっかくの志望企業の面接がそのまま終わる可能性もあります。

質問に対する受け答えは、対人関係能力を測る基準として、最近注目されます。面接では話す内容だけでなく、質問に対して適切に受け答えができるかも重要視する必要があります。それは適切な受け答えはコミュニケーション力と関わるからです。コミュニケーション力が高い学生の面接では、快活な雰囲気で進みますが、この能力が低い学生の場合、評価の対象から外れる可能性があります。面接で質問に回答する際には十分注意を払いましょう。

以下の「QAズレ」の回答例を見てみましょう。

面接官からの質問:「学生時代に頑張ったことは何ですか?」

応募者の回答:「大学のイベントサークルで3年間文化祭の運営に携わったことです。なぜそのサークルに入ったかというと、以前から広告業界やイベント運営の仕事に興味があったので、サークル活動を通して関われる機会があると思ったからです。企画から運営までの仕事を経験できて非常に勉強になりました。」

面接官からの質問:「そのサークルでどんなことを頑張ったのかを具体的に教えてくれませんか?」

応募者の回答:「......」

面接官は「何を頑張ったのか」を質問していますが、学生はサークルを選んだ理由を答えており、頑張った内容については何も話されていません。明らかに質問と回答のズレが起きている例といえます。

企業の人事担当者の話によると、このようなQAズレが起きるのは、心理面の動揺もありますが、就活の準備不足も大きな原因とのことです。面接後に後悔しないように、準備万端で面接に臨みましょう。

面接の受け答えポイント3「表情を豊かにする」

面接の受け答えでは、聞くとき、話すときの表情も重要です。

面接中はできるだけ顔の表情筋を動かしましょう。表情筋は感情を表すときに動かす筋肉です。たとえば、人の話を聞いて驚いて目を大きくしたり、ほほえんだりする時に表情筋が動いています。表情筋を動かすと、好印象を相手に与えられるという結果が出ています。

特に笑顔は表情を豊かにします。笑顔は明るい人、快活な人というイメージを与えるだけでなく、協調性や親しみやすさも伝えられます。ただし、大きな声を出して笑わず、相手の話に合わせて適度に笑うことがポイントです。口角を上に上げて微笑むと、関心があることや理解できたことなどが相手に伝わります。

面接中は視線を面接官へ向け、しっかり聞いている姿勢を示すこと。また、自分が話す際には、明るい表情で話しましょう。受け応えに多少詰まっても、笑顔を忘れなければ誠意は伝わります。

面接の受け答えポイント4「言葉遣いに気をつける」

面接では、自分の熱意をどれだけ志望する企業に伝えられるかという、コミュニケーション力を問われます。

しかし、まちがった言葉遣いでは、あなたの考えや魅力を面接官に伝えにくくなります。面接では、的確に自分を表現できる正しい「日本語力」が必須ですが、「自分の言葉遣いは間違っていないかな...」と不安に感じている就活生も多いことでしょう。

面接官に好印象を持ってもらうには、面接の場に相応しい適切な言葉遣いができるか否かです。正しい言葉遣いは、自分のためではなく、聞く側の人のためのものです。ですから面接で適切な言葉遣いで話ができると、「相手のことに気を配れる人」という好印象につながります。

敬語には「です・ます」などの丁寧語の他に、尊敬語や謙譲語もあり、それぞれの違いを理解しておく必要があります。敬語だけでなく、言葉遣いには他にも注意が必要な点が色々ある。

学生が間違った言葉遣いで話すと、面接官はすぐに気が付きますので、社会人としての適切な言葉遣いは、最低限押さえましょう。言葉遣いなどで評価が下げられるのは損ですよね。

では、面接での正しい言葉遣いと新卒の皆さんが間違いやすい言葉遣いをいくつかピックアップしてご紹介します。

・一人称は「わたくし」 面接では「わたくし」を使います。「わたし」でも間違ってはいませんが、ビジネスシーンでは、少し硬めの「わたくし」の方が好印象を与えられます。

・「です・ます」の丁寧語 文末には基本的に「です・ます」の丁寧語を使います。ただし、主語の「わたくし」に対して、文末が「おります」の方がしっくりと収まる場合もあります。

・「あの〜」「えっと〜」「え〜」「あ〜」などの普段の口癖に気をつける 面接では、緊張のあまり、つい普段の言葉や癖が出るものです。質問を受けて、考えながら「えっと〜」「あの〜」と話し出すことや、話の合間で「あ〜」「え〜」といった口癖が入ると、評価が悪くなります。

・志望先企業は「御社」 面接時に企業のことを話す場合は、「御社(おんしゃ)」です。書類上では「貴社」を使います。

・尊敬語 尊敬語の場合の主語は相手や目上の人です。 例えば、 「言う」は「おっしゃる」 「見る」は「ご覧になる」 「行く」は「いらっしゃる」 となります。

・謙譲語 主語は自分です。相手より自分がへりくだる場合に使用します。 例えば、 「言う」は「申し上げる」 「見る」は「拝見する」 「行く」は「参る」「伺う」 となります。

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