外資コンサルの内定を勝ち取る難しさ
外資コンサルというと、超高学歴のエリートがなるイメージがあると思います。
外資コンサルは優秀な就活生の中では人気の業界で、高学歴の優秀層が目指すいわゆる就職偏差値の高い業界です。
外資コンサルがステイタスの高い仕事で、給料も非常に高いとを知るのは、就職活動を本格化に始めてからの学生も少なくありません。
ステイタスと高い給与から挑戦したいと考える学生は少なくありませんが、少し調べていくとかなり難しい挑戦と知ることになります。
例えば、中堅大学の学生が、外資コンサルには学歴フィルターがあるのかとインターネットで質問したりします。
なぜ外資コンサルの内定を取るのが難しいのか?
それは、外資コンサルに求められる能力が非常に高いからです。
20代で1000万超えは外資コンサルでは普通ですが、逆に言えば会社として高い給料を払えるだけ稼ぐことができる人材のみが必要なのです。
外資コンサルのなかでも戦略系のコンサルファームは倍率が高いです。
戦略系のコンサルファームであれば、テーマは経営戦略、M&A戦略、新規事業立案などの上流工程で、コンサルタントの相手は経営層であることが多いです。
相手に納得してもらうための論理的思考力、高いレベルのコミュニケーション能力、高い成長意欲と情熱が求められます。
完全に頭脳労働のため、大学名のブランドによるものではなく、自然に地頭のよい高学歴層が内定する傾向にあります。
正直なところ、外資コンサルは中堅校から採用されるのはかなり厳しいでしょう。
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外資コンサルに学歴フィルターは存在するのか?
外資コンサルに学歴フィルターは存在するのか?という質問に対して、答えは「YES」です。外資コンサルに学歴フィルターは明確に存在します。
外資系なら実力主義だから学歴フィルターなんて関係ないじゃないか、と思う方も多いでしょう。
日本の古い企業で過去によくあった、高学歴な学生は優秀だという「学歴信仰」や学歴による社内の勢力が影響する「学閥」的な学歴フィルターはありません。
もちろん、現実的には採用コストの節約のため、過去の実績からの再現性から考えて大学名でフィルターをかけるのはやむを得ないところ。
東京大学と名も知らぬ大学を比較すると、採用に足る人物が出現する確率が圧倒的に異なるからです。
ただ、どちらかというと外資コンサルは結果的に学歴で振り落とされているというほうが正しいでしょう。
外資コンサル業界は選考時期も早く、エリート学生が多く志望するため、非常に高い倍率になっています。
現実問題として、ESとWEBテストで大部分の学生がふるい落とされます。
9割以上の学生が落ちるといわれています。残念ながらWEBテストは学歴の差が出やすいです。
コンサルには高い論理的思考力が求められます。
テスト内容としては、GMATなどをベースにした独自の問題を課される場合もありますし、SPIやTG-WEBを採用している場合もありますが、高い得点率が必要とされており、通過の難易度は相当高いです。
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なぜ、外資コンサルに学歴フィルターが存在するのか?
なぜ学歴フィルターがあるのか?という質問に一言で答えると、コンサルタントとして採用に足る人材の出現率が学歴によって圧倒的に異なるからです。
外資コンサルには、非常に高い能力が求められます。
この能力は学歴と相関があるため、コンサルティングファームとしては、人材の出現率が低い大学に多くの採用コストをかけられません。
旧帝大クラスなどの大学受験で成功した人は基礎的な能力が高いだけでなく、学習をマネジメントする能力に長けている場合が多いです。
選考に関する情報収集や、採用テストの分析、計画的な準備など、就職活動や選考そのものをうまく対策できている可能性が高い。
それはメタ認知能力が高く、自分自身の強み弱みや市場価値を把握し、打つべき手段を考えているとも言えます。
実はこの能力はコンサルタントとしても求められる能力です。
コンサルタントはいわゆる営業職で求められる「人当たりがよい」「懐に飛び込む」のようなコミュニケーションでは務まりません。
頭でっかちな学者タイプでも通用しません。高度な論理性と実行力が問われます。
アメリカやヨーロッパに本社があり、ワールドワイドな展開をしている外資コンサルの顧客は、高額なコンサル料を支払いできる大手の企業が中心です。
優秀な人材が集まる大手企業が高額なコンサル料を支払って課題解決をお願いするわけですから、コンサルタントの提案で納得させられるか、期待値を超えられているかが重要なわけです。
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学歴がない人が、外資コンサルに入社できる可能性とは?
ここまで「学歴フィルターはある」「中堅校からの内定は難しい」ことを述べてきました。
では、旧帝大、早慶レベルの学歴がない人は挑戦もできないのか?と言われるとそんなことはありません。
<中堅大学の学生が新卒で外資コンサルを目指すには> 中堅大学の新卒で外資コンサルを目指すのであれば、相当高いレベルの就職活動をする必要があります。まずは、1次選考を通過しないと話しになりません。
WEBテストに通るための試験突破能力が必要です。
コンサルティングファームによっては独自問題もありますが、SPIやTG-WEBを採用テストに使っているファームもあります。そのため、徹底的に対策しましょう。
また、グループディスカッションも非常に高いレベルが求められます。ディスカッションの相手は、高学歴の外資コンサルを目指しているエリート層が殆どです。
発言量やファシリテーション能力だけでなく、議論のロジックを即座に理解してクリティカルな意見を言えるようにトレーニングをつめるとよいでしょう。
外資コンサルの選考には、ケース面接、特にフェルミ推定といった特殊な選考が含まれています。これらは、一朝一夕の対策で身につくものではありません。
学内のゼミが甘っちょろいものであれば、大学内よりも積極的に学外で経験をつむことを推奨します。
当たり前のことですが、徹底的な自己分析も必要です。なぜ外資コンサルを目指すのか?という問いになんと答えるのか、は非常に重要です。また、自分の実力を客観的に分析することも必要です。
実力も意欲も無いのに、ただ単に憧れやステータス欲しさだけで言っているならば諦めましょう。そんなに簡単ではありません。
<ファーストキャリアで実力をつけて、セカンドキャリアで外資コンサルになる> 本当に外資コンサルを目指すのであれば、キャリアを長くとらえて、ファーストキャリアでの成長の先に外資コンサルがあると考えることも1つの手です。
つまり、新卒での内定はあきらめて、別の道で実力と実績を積み上げ、転職で外資コンサルを目指すのです。
中途採用の市場は、新卒と違ってポテンシャル採用ではありませんので、明確な実績が必要になります。外資コンサル以外で、コンサルタントとしての実績を積むのには日系のコンサルがベストです。
領域として考えるならば、戦略系コンサルと総合系コンサルでの事業内容の違いは明確ですが、日系コンサルティングファームと外資コンサルティングファームでは事業内容上の区別はありません。
<日系コンサルと外資コンサルの違い> 日系コンサルを目指す際に、外資コンサルと日系コンサルの違いを抑えておく必要があります。
外資コンサルの企業文化は「Up or Out(昇進するか、さもなくば去れ)」とよく言われるように、明確な実力主義です。
日系コンサルは良くも悪くも「日本的」なので、外資と比較すると協調性やクライアントとの長期的な関係構築に重きが置かれることが多いです。
また、コンサルの進め方、案件が異なることが多いです。外資はプロジェクト型がほとんどですが、日系はプロジェクトではなく担当者が定期的に顧客を訪問する顧問制が多いです。
案件については、外資のコンサルファームはグローバルな案件が多いのに対して、日系は国内の中小企業が対象なことが多いです。大企業が顧客である戦略系コンサルは日系コンサルでは少ないでしょう。
<日系コンサルで成長する> 外資コンサルと日系コンサルでは違いはあるが、コンサルタントとして鍛えられます。とはいえ、日系コンサルに入ること自体も相当難しいです。
ファームにもよりますが、日系コンサルファームのドリームインキュベーターなどは新卒で内定を得るにはマッキンゼーなどと同様の難易度とも言われています。
日系コンサルで成長するには、スキルと実績の両面を意識するとよいでしょう。
コンサルタントとして日々行う業務の中で、論理的思考力だけでなく、リーダーシップや洞察力・観察力、など幅広いスキルを意識的に鍛えましょう。実績も重要です。
最終的にどのような実績としてアピールできるか、を想定しながらコンサルティングの業務を客観的に捉えることも重要です。
コンサルタントとして鍛えたあとのキャリアも考えておく必要があります。コンサルタントとして生き続けるのか、事業会社への転職を考えるのか、です。
コンサルタントであるだけで、事業会社から引く手あまたではありません。特に分析主体で頭でっかちな人は事業会社からは好かれませんので、注意が必要です。
※事業会社とは、なんらかの事業を行って利益を上げている企業で、いわゆる会社というと事業会社であることが多いです。コンサルや投資会社などと比較で、事業会社という言葉が使われます。
<実際どのような大学で採用実績があるのか> 例えばMARCHクラスで、新卒で戦略系外資コンサルに入るのはまず難しいでしょう。近年の採用がゼロかどうかは分かりませんが、聞いたことがありません。
新卒で狙うとすると、総合系コンサルティングファームがよいでしょう。それでも、相当な努力と実力が必要とされます。
実際、どの学歴までで採用実績があるのか?総合系コンサルティングファームの世界最大手「アクセンチュア」の採用実績校を見てみますと、青山、中央、明治、立教、法政と、MARCHは採用実績の対象内。
また関西、関学、同志社、立命館と関関同立もすべてあります。その近辺の大学で言うと、学習院大学、東京女子大学、少し変わったところで立命館アジアや北海学園大学もあります。残念ながら日東駒専はありません。
実は「アクセンチュア」の難易度は数年前まで相当高かったのですが、状況が変わりはじめています。
コンサルティング業界全体が好調だということに加えて、働き方改革で昔ほどのハードワークが少し減っている。
そのため、新卒採用に力を入れています。過去には全く手の届かなかった大学群でも狙えるチャンスが出ています。
今現在は「MARCH」が下限かもしれませんが、日東駒専でも狙える位置まで来ていると推測します。
これはもちろんファームによって状況は異なりますが、コンサルティング業界自体が好調で人材を欲する側面があります。
中途入社でのチャンスも広がっていますので、外資コンサルを目指す人はぜひ頑張って頂きたいと思います。
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