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【就活の軸・例文あり】悩み抜いた学生に学ぶ、ブレない就活の軸の定め方

仕事でやりたいことが見つからない、就活の軸を決められずに企業選びに不安を抱える方も多いのではないでしょうか?本記事では、悩みながらも軸を見つけ就活を成功させた学生に徹底インタビュー!就活の軸を定めるプロセスに迫ります。

就活の軸、自分にはありますか?

就職活動で、企業に必ず問われる自分の「就活の軸」。

先輩や企業の人事から問われても上手く答えられず、悩む方も多いのではないでしょうか?

就活の軸は、入社する企業を選ぶ上で譲れない条件と言い換えることができます。

「入社3年以内に海外で働きたい」「ITエンジニア職に就きたい」など人によって様々です。

しかし、就活の軸の定義は「自分が仕事をする上で譲れない条件」であること。

なぜなら、自分の要求を全て満たせる仕事はほとんどありません。

例えば、年収1000万で福利厚生も充実し、グローバルに働けて、安定していて、やりがいのある仕事、このような仕事は本当にあるのでしょうか?

高い年収には相応の仕事量が伴いますし、安定した仕事にはルーティンワークも多くなります。

どんな企業にも長所や短所があり、すべての希望を満たすことは難しいのが現実です。

そこで、この基準が満たせれば、自分は仕事を通じてやっていける。その基準こそが「自分の就活の軸」にあたります。

例えば、「新規事業の立案を若手からできるなら、多忙でも良い」など、この条件が満たせる企業なら他のことは我慢できる、と言える軸を作ることが重要です

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企業側は、なぜ面接やESで「就活の軸」を問うのか?

企業側は就活の軸を問う理由はなんでしょうか?

それは就活の軸に基づいて学生と自社企業とのマッチングを確かめ、ミスマッチを避けるためです。

背景には、皆さんが早期に離職すると、企業にとって多くのコストが無駄になる事情があります。

新卒3年目で社員が退職した場合、企業では1人あたり1000万〜1500万のコストが無駄になります。

(社員が定着しないことによる企業の損失 Vol.1 -- 『日本の人事部』専門家コラム)

企業のコスト例をあげると、採用イベントや面接等の採用コスト、内定〜入社後の教育コストだけでも数十万〜数百万かかります。

企業にとっては、皆さんが一人前に成長するまでの給与もコストなので、3年分の給与を合計すると数百万〜一千万近くになるでしょう。

「新卒の3人に1人が3年以内に離職する」とよく言われますが、厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(平成27年3月卒業者の状況)」によると、大卒者の離職率31.8%と本当に3割が離職している状況です。

そして「長期的に就活生が活躍できるか」をたった数回の面接で企業は判断する必要があります

だからこそ、就活生が充実して働くための基準である「就活の軸」。

これが自社と合致しているかを企業は吟味するのです。

もちろん、入社しなければ企業との本当の相性はわかりませんし、転職がしやすい世の中であることも事実です。

ですがお互いに、自分の時間やお金を無駄にしないためにも、皆さんの「譲れない条件」を企業に対して持っているかを問うているのです。

では、この内容を踏まえて、就活の軸を作ることのメリットを、具体的に説明します。

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就活の軸を決めるメリット

就活の軸ってそもそも役に立つの?と必要性がわからず、曖昧にしている方も多いのでは?

就活の軸を設定することで短期的、長期的に以下のようなメリットがあります。

短期的なメリット: 面接ESなど、企業の選考に通過する確率が高くなる

長期的なメリット: 入社企業とのミスマッチの確率が低くなる

まず、就活の軸についてエントリーシートや面接で問う企業側の事情を知り、何を確かめようとしているのかを理解しましょう。

最終的に面接やESで企業に伝える際に不十分な内容になっては意味がありませんし、これを知ることで、長期的なメリットについて考える際にも役に立ちます。

新卒でにおけるメリットをご紹介しましたが、そこで定めた就活の軸は、入社後にも役立ちます。

就活の軸を決めることにより、「入社後も満足度の高い企業を、効率的に探すことができる」のです。

2016年度の調査によると、「就職活動をやり直したい」と考えている若手社員は全体の約50%もいるようです。

(若手社会人就労意識ギャップ調査報告書2016)

企業に入社後後悔しないためにも、給与や福利厚生といったわかりやすい項目だけでなく、

「短期的、長期的にどんな仕事がしたいのか?」 「どんな気質の社員と働きたいか?」 「すぐに現場で働くのか、基礎をしっかりと教育してもらうのか?」

など、自分が働く上で欠かせない条件(≒就活の軸)を考えて設定することで、入社後のミスマッチを小さくすることができます。

逆に、企業も面接の場で学生がここまで具体的に、就活の軸を考えているかどうかを見ています。

先程説明したように、企業も学生とミスマッチしないことを重視しているからです。

学生の中には、就職活動中にたくさんの企業の良いところや悪いところを見て、どこを志望したいのかわからなくなる就活生が数多くいます。

「譲れない条件」、つまり就活の軸がはっきりしていれば企業の提示するわかりやすい魅力に惑わされずに、自身との相性を確かめることができます。

ですが、自分の軸を言語化するのは簡単ではありません。

ましてや、面接で企業側にわかりやすく伝えるのは相当難しい。

なかなか定まらずに悩む就活生も多いでしょう。

まず、明確な就活の軸はすぐに定まるわけではありません。

最初は自己分析を行い仮の就活の軸を決めながら、徐々に自分が仕事を通じて実現したいこと、譲れない条件を言語化できていきます。

インターネットで就活の軸と調べると、定め方は載っています。

ですが、就職活動の中で軸を再設定しながら納得のいく企業から内定を勝ち取った経験談も参考となるはずです。

そこで、今回は就活の中で自身の軸を定め、納得できる企業に内定を決めた学生にインタビューを行いました!

今回インタビューするのは、青山学院大学19卒の小島さんです。

小島さんが就活の軸を決め、内定先企業を決断するまでのプロセスを知ることで、就活の軸の必要性や、定めるために何を考え、どのようなアクションをすれば良いのかについて、具体的に理解できます!

また、最初に設定した就活の軸が様々な企業と出会う中で変化することも考えられます

小島さんも同様に、企業に就活の軸について厳しく問われ、当初から就活の軸は変わっています。

ぜひその点にも注目して参考としていただければ幸いです。

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就活の軸にはいつから考えるべきか

ーー小島さん、本日はよろしくお願いします! さっそくですが、小島さんの就活の軸と内定先について教えてください。

小島:私の最終的な就活の軸は、この3つです。

これら、就活の軸を持って就活をやりきった結果、自障がい者の採用支援や雇用後の定着支援を中核とするベンチャー企業に入社を決めました。

企業の事業内容だけでなく、社員さんの気質や企業の成長性も合わせて、心から納得できるファーストキャリアを選択することができました。

ーーありがとうございます! 最終的な就活の軸、とありますが就活の軸自体はいつごろから考えていたんですか?

小島:最初の就活の軸を立てたのは大学3年生の後半にかけてでした。

ですが、自分自身の将来のキャリア選択については大学1年生の時からずっと考えていて

元々自分は心理カウンセラーになりたくて心理学専攻で入学、大学院への進学も考えていました。

しかし、院生の先輩にカウンセラーの仕事や大学院での研究について詳しく聞くうちに、もっと広い視野で考えても良いかも、と。

特に、大学1年時から活動していた学生団体でのボランティアを通して、チームで活動し自分で多くの方を巻き込んで何かを達成することに面白さを感じていて、自分一人で働く側面がどうしても強くなる心理カウンセラーとは別の仕事に、興味を持つようになりました。

理系の方は特になんですが、院に進む人が多い学部や就職が専門的な学生の方は、大学の早いうちから先輩の話を聞いて、自分と企業の相性を考えてみるのがオススメです!

大学2年の夏までに、院に進学するか民間企業への就職をするか決めようと思っていたので、2年生以降は 「4年で卒業し、カウンセラー以外の道も考える」と決めて動き始めました。

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長期インターンでの仕事を経て、最初の就活の軸へ

ーー大学2年の後半から就活の軸を考えていた小島さんですが、最初の軸を設定し企業選びを始めるまでに、どのような経験をされたんですか?

小島:2つの大きな出来事がきっかけで、私は「顧客の潜在的なニーズを発見し、商品化・サービス化する仕事がしたい」、「人を幸せにする仕事がしたい」という就活の軸を最初に立てました。

▼最初の就活の軸 1.顧客の潜在的なニーズを発見し、商品化・サービス化する仕事を企業でしたい 2.人を幸せにする企業で仕事がしたい

出来事の1つ目は「利益を上げながら社会課題を解決するビジネスって面白い」と思ったことです。

大学2年の2月にマイナビが主催する、様々な企業の社会人さんとお話できるイベントに参加した時、「企業は利益をあげることで事業を継続でき、さらに価値提供を広げることができる魅力」を多くの社員さんが語っていたんです。

私が所属していたボランティアは学校のバックアップを受けており、学校の出してくれる予算に応じてできることが限られていたことと重なって、結局は継続にも拡大にもお金は大事だな、と。

ビジネスを通じ、利益を出した上での価値提供に惹かれていきました。

就活前に、「学生時の活動と仕事は何が違うのか?」を理解しておくことはとても重要です。

自分のこれまでの経験を就活の軸に落とし込む時に、この点について理解が不足していると企業とズレが生じてしまいます。

これを回避するためにも、なるべく多くの社会人と話す機会を設け「学生時の活動と仕事は何が違うのか?」を質問してみてください。

出来事の2つ目は「八百屋の立ちあげのインターン」に半年間従事したことです。

熊本の震災後にボランティアプロジェクトとして農家を訪問した際、困り果てた現地の方を実際に目にし、自分も何か力になりたいと農作物に関わるこのインターンを始めました。

具体的には、冷蔵庫などの必要設備や取り扱う商品の検討、ビラ配りなどの広報や開店後の運営まであらゆることに携わりました。

ここでは利益を出して継続していくことはもちろん、マニュアルは何もないため、「お客様が何を求めているのかをひたすら考えて実行する」の繰り返しでした。

その中で、顧客の潜在的なニーズを見つけることは、専攻する心理学に通ずるものがあると気づいたんです。

心理学では、言動や行動を統計的に分析します。

心理カウンセラーも対話を通して、患者の潜在的な気持ちを読み取るので私が勉強してきたことを仕事に活かせると思いました。

ーー自分自身のこれまでの経験が企業と繋がったわけですね!

小島:はい。

自分自身の専攻する心理学と、ボランティア活動を続ける中で他者貢献に高いモチベーションがあったことから、「顧客の潜在的なニーズを発見し、商品化・サービス化する仕事がしたい」、「人を幸せにする仕事がしたい」という軸になったんです。

その軸を基に、マーケティング・リサーチ企業と社会問題専門のコンサルティング企業を中心に就活を始めました。

マーケティングリサーチ企業は、市場調査やアンケートを実際に行い、顧客の潜在的なニーズを元に提案するのが仕事です。

例えば、20代女性に各企業の飲料の好みをアンケート調査し、求められている味や価格帯の傾向を分析、その結果を基にまだ世の中にない味と価格帯の組み合わせを飲料メーカーに提案します。

社会問題専門のコンサル企業も、世の中の社会課題を調査し、どうすれば課題解決と利益を両立できるかを考える仕事です。

これら2つの業界を中心に3年生の終わり頃から本格的に就活を始めました。

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面接で「あなたは何がしたいの?」と問われた。挫折と就活軸の再設定

ーーこれだけはっきりとした就活の軸を持った小島さん、すぐに内定が取れそうですが実際の就活はいかがでしたか?

小島:はじめはテンポ良く面接を通過していたのですが、あるマーケティング・リサーチの役員面接で

「業界を志望する理由は良くわかったけど、結局うちで何がしたいの?」

という質問にまったく答えられませんでした。

それ以降、他の選考でも同じような問に本音で話せない自分がいました。

同時期に面接選考中の8企業からお祈りメールも来て、

「これはもう就活の軸が浅い、もしくは何か足りないんじゃないか?」

と考えるようになりました、自分にとって就活中最も苦しい時期でしたね...

それからは、軸の基になった心理学やボランティアのことは一度取っ払って、自分のやりたいことや解決したい社会課題について整理する、社会人の方にそれをぶつけて意見をもらうの繰り返しでした。

ーーなるほど...最初の軸があったにも関わらず上手くいかなかったんですね。

そこからどう、軸の再設定に結びついたんですか?

小島:10名以上の社会人の方と話す中で、自身の軸の基となった心理学やボランティアは小学校時代の原体験から来ていることに気がついたんです。

私の弟は生まれつき発達障がいを持っていて、「みんな同じじゃない」ということを小さい時から考えて育ちました。

また、私自身も小学校時代にひどいイジメにあう経験をし、社会的に立場の弱い人の気持ちについて深く考えるようになっていたんです。

心理カウンセラーを志したのも、弟や悩む母のことを元気にしてくれる心理カウンセラーの先生に憧れたからでした。

そこから、私は立場の弱い人でも社会で喜びを感じ生きることのお手伝いがしたいのではないかと考えるようになりました。

ボランティアでも、最もモチベーションが高かったのは被災者となった熊本の方を直接見た時でした。

さらに、弟の就職をきっかけに「働く」は人生で最も長い時間、それを喜びの時間にできたらと考えました。

そこで、私の就活の軸は

人の役に立ちたい(当初の就活の軸) その中でも立場の弱い人の役に立ちたい(最終的な就活の軸)

顧客の潜在的なニーズを発見し、商品化・サービス化する仕事がしたい(当初の就活の軸) 世の中でまだ解決されていない、「働く」に関する課題を解決するサービスを作りたい(最終的な就活の軸)

に変化しました。

そして完成したビジネスモデルを持つ大企業よりも、この課題をビジネスモデルにする発展途中の企業であること。

世の中でまだ解決していない課題に取り組む以上、情熱を持ちチームワークを重視しつつも、シビアにビジネスの質にこだわれる仲間と働くことが新たに私の軸となりました。

これらをまとめた3つを就活の軸とし就活を再スタート。

大学4年の6月にこれらすべての軸に当てはまる企業とご縁があり、進路を決めることができました。

「仕事でやりたいことがない」就活の軸に悩む方へ

ーー大きな挫折を乗り越えて、軸をさらに深掘りした小島さんの就活。

最後に、就活の軸に悩む後輩へ何かアドバイスはありますか?

小島:私自身も、仕事を通じて何がしたいのかをずっと考え悩んできました。

就活の軸を考えるにあたり、オススメの方法を実体験を基に2つアドバイスしたいと思います。

就活の軸を決める方法、1つ目は「自分の好きなこと」の中でも特に好きな・楽しい瞬間や、そもそもなぜ好きなのかを深掘りすることです。

例えば、趣味がカメラの就活生の話をよく聞いていくと、「誰かの笑顔の写真」を取るときが最も好きで、それは小さい時に友達を笑わせるのが好きだったから、と深掘りの中で気づいた学生がいました。

「じゃあ仕事を通じてどんな企業でどんな人を、どんな風に笑顔にしたいの?」とさらに深ぼる中でヒントを見つけることができます。

就活の軸を決める方法、2つ目は、これがとても大切だと思うのですが、とにかく自分の考えを他人に話して、それに対して意見をもらうことです。

1人で悶々と考えるよりも、自分では考えつかない質問をもらうことでもう一段深掘りすることができます。

また、就活中は様々な企業に自分を評価され、時には落とされ自己肯定感が下がります。

そんな時、誰かが話を聞いてくれるだけで心理学的に人はリラックスすることができます。

私自身も、最初の軸から通算すると30名以上の社会人の方に考えを話し、意見をもらいました

友達ももちろんですが、就活や仕事を経験した方にアドバイスをもらうと、より幅広い視点で、質問をもらうことができると思います!

ーー小島さん、ありがとうございました!

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「就活の軸」決め方とは?

いかがでしたでしょうか?

大きな挫折を経験した小島さんの就活、ですが最後はしっかりと自分の軸が見つかり就活を終えています。

最後に小島さんが就活の軸を見つけるに至ったプロセスをまとめてみましょう。

皆さんが就活の軸を決める時、参考となることはなんでしょうか?

まず就活の軸を設定するにあたり、大学での研究内容だけでは不十分な場合があるということです。

業界を絞る段階では有効ですが、企業を選定する時には、

「その知識を使って何がしたいのか?」 「なぜ弊社じゃないとだめなのか?」

に具体的に答えることが難しくなります。

なぜその専門に進みたいと思ったのか?について深掘りしながら、知識をどう活かすのか、社会のどんなことに関心・課題意識があるのかについても考えてみましょう。

社会課題を解決する → 「障がい者の働く」をより豊かにする

と小島さんがより深めたように、具体的に考えることで企業を絞り、志望動機をより強固にすることができます。

また、面接や社会人の先輩との対話を通して就活の軸を深めたことも重要です。

いくら自分の頭で考えたつもりでも言語化できなかったり、他人と話す中で腹落ちできていない自分に気づいたりします。

だからこそ、面接本番前には他人に

「自分の就活の軸は何か?」 「仕事を通じて何を実現したのか?」 「人生の中でモチベーションが高い状態はどんな時か、それはなぜか?」

このようなことを、声に出して話してみてください。

さらにその答えに対して質問をもらうことで、もう一段軸を深めることができます。

自身の納得できる軸を見つけるのに時間はかかるかもしれませんが、誰かの軸を真似ただけでは就職後にミスマッチが起こったり、そもそも面接の中で企業にバレてしまいます。

納得感のある就活をするためにも、時には立ち止まって「譲れない条件」について考えてみてくださいね!

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就活の軸の例文①IT企業

最終的に、小島さんは就活の軸を「世の中でまだ解決されていない、「働く」に関する課題を解決するサービスを作ること」に設定されていました。

しかし、なかなか自分なりの就活の軸をイメージできていない方も多いのではないでしょうか。

そこで、小島さんの他にも内定者がどのような就活の軸を設定していたのか、例文をいくつかご紹介したいと思います。

就活の軸の例文①<ITメガベンチャー内定> 「20代で裁量権を持ってあらゆる経験ができるかどうか」

就職活動を進める中で、今後の社会では、会社に依存するのではなく、個人の力を高めることが大切だとわかった。

個人の力を高めながらキャリアを積んでいる社会人に話を聞いてみると、共通していることは20代のうちに裁量権を持って多くの経験をしているということだった。

そこで私も、自分の力を高め、個人の力でキャリアを歩んでいくために、「20代で裁量権をもってあらゆる経験ができるかどうか」を軸にしている。 (選考体験記より引用)

就活の軸の例文②人材企業

就活の軸の例文②<人材大手内定> 「個人に寄り添ったキャリア支援ができるかどうか」

私は、多くの人が自分らしく働くことができる社会を実現させたいと思っている。

そのためには、環境を整える、組織を変えると言った方法も考えられるが、人々が自分なりのキャリアを考えることが必要だと考えている。

しかし同時に、就職活動を通してキャリアを考えることの難しさも感じた。

そこで私は、自分がキャリアのプロフェッショナルになり、個人に寄り添うことで自分のキャリアを考える人を増やし、理想の実現に近づけたいと考えている。

(選考体験記より引用)

就活の軸の例文③不動産企業

就活の軸の例文③<不動産デベロッパー内定> 大丸有の開発事業を通して「関わる全ての人を、一生笑顔に"し続ける"街」を作りたい。

理由は○○地震で祖母の家の全壊を経験し、"当たり前"や"日常"の大切さとそれが無くなる恐怖を感じたからだ。

だが人は家だけでなく、職場、商業施設、移動など様々な場所で過ごしている。

そのため、総合ディベロッパーとして"街作り"を通して人の人生の365日24時間を彩りたい。 (選考体験記より引用)

「自分が大切にしたいことは何か」「それはなぜか?」を考えることによって、あなたもあなただけの就活の軸ができるはずです。

ぜひ考えてみてくださいね。

【en-courage会員限定公開】 面接で聞かれる質問から、解答のコツまで 先輩の選考体験記を読んで効率よく就活を進めよう ▼資料のDLはこちらから

ニトリ_選考体験記 味の素_選考体験記 東海旅客鉄道(JR東海)_選考体験記 三菱UFJ銀行_選考体験記 東京海上日動火災保険_選考体験記

※上記は数ある体験記の中のごく一部です。

就活の軸を面接/ESで問われた時のポイント!

ここまでで、先輩の例を見ることで、実際にどんな就活の軸を作成すればいいのかイメージがついたのではないでしょうか。

最後に、実際にESや面接で就活の軸を聞かれた際に気をつけるべき三つのポイントについてお伝えします。

<結論ファーストを意識> 就活の軸を話す際は、結論を先に述べ、その後にその理由や背景、実体験を伝えると言う順番で話しましょう。

結論ファーストはガクチカや志望動機などにも通ずる基礎的な内容ですが、意識できていない就活生も少なくありません。

特にESに記載する場合、採用担当者は莫大な数のESに目を通すことになり、人気企業になれば数千枚を数人で担当すると言う企業もあります。

その中で、少しでもわかりにくかったり、結論が見えなかったりすると、印象に残るどころか読まれない可能性もあります。

結論をシンプルに最初に述べ、その後に順を追って具体的に話すことを意識しましょう。

<具体的な実体験を添える> 就活の軸は非常に抽象度の高い内容になりがちです。

就活を進める上での軸ですから、抽象度が高くなることは当然です。

しかし、採用担当者に説明する際には、より具体的なイメージのしやすいエピソードを添えて、採用担当者が理解しやすいように心がけましょう。

具体的な実体験を話すことで、イメージが湧きやすくなり、説得力を強くすることができます。

<志望企業とマッチしていることを示す> 内定を獲得するためには、「志望企業と自分の考えがマッチしてる」ことを示す必要があります。

企業側は、いくら優秀でも自社にマッチしない学生や、入社意志のな学生は採用しません。

志望企業と自分の就活の軸がマッチしていることを、できるだけ具体的な内容を付け加えて、アピール巣ように心がけましょう。

就活の軸に必要な自己分析は〇〇をすれば一気に進む!

就活の軸を定める近道は、声に出して話してみることです。

そして、対話をすることで徐々にその軸が深く強固なものになります。

就活の軸は、自分のキャリアを定める上ではもちろん、選考対策にも必須です。

面接で面接官に高評価を受けるような軸にするには、中でも就活の軸についてしっかりと考えた経験のある人に、フィードバックをもらうことが必要です。

エンカレッジでは北海道から沖縄まで全国に70以上の支部があり、軸を定め納得感のある就活を経験した先輩が、皆さんの相談に1対1で答えてくれます。

先輩の話や面談をうまく活用し、納得した内定を勝ち取りましょう。

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