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【味の素KK】20代で数百億円のブランド戦略を担う、大企業でのキャリアの魅力

就活の場で「大企業は成長できない」と語られることも多い近年。しかし日本を支える大企業、その未来を担う若手社員が「成長できない」なんて、本当なのでしょうか? そこで今回「我が社の人財育成」をテーマに、日本を代表する企業の一つ、味の素株式会社(以下、味の素KK)の福永さんにお話を伺いました!売上1兆円超を誇る味の素KKでの、若手のキャリア・活躍とは?

就活でも人気の「味の素KK」とはどんな会社?

―本日のテーマは「大企業でのキャリア・成長」です。

まず初めに、味の素KKという会社に詳しくない方のために、簡単に企業の概要をご説明いただけますか。

「味の素KKと言えば食品」というイメージですが、食品だけではない強みを持つ会社ともお伺いしています。

福永:確かに、味の素KKと聞くと「食品」をイメージされる学生さんが多いですね。味の素KKは国内だけでも食品事業で約4,000億円の売上があります。調味料や加工食品のカテゴリーにおいては非常に高いシェアを誇るブランドを数多くありますから、味の素KKの製品を食卓で活用いただいていることが非常に多いと思います。

ただ、今回皆さんに是非知って頂きたいのは、味の素KKはただ「食品を提供する」という会社ではなく「おいしく食べて健康づくり」という創業の志を受け継いだ事業活動をしている会社だということです。

味の素KKには約110年の歴史があり、その創業時の志は「日本人の栄養不足を改善したい」というものでした。創業者の一人、池田菊苗がドイツに留学した際に、欧米人の豊かな体格や健康状態を見て、食生活の違いと日々の食生活の大切さを痛感したことがきっかけです。

私たちは創業の志を受け継ぎ、「食品メーカー」として常に安全でおいしい商品を提供し、お客様にご満足をいただくことはもちろん、それだけではなく「栄養」や「健康」といった観点から地球規模に貢献できるように活動しています。

例えばインドネシアでは、風味調味料市場でトップシェアを誇る「Masako®️」を使用して、肉・野菜を摂取でき、かつ、おいしくて栄養バランスの良いメニューを提案するといった活動を、インドネシア味の素社が行っています。

「味の素KK」と言えば「食品」というイメージが強い一方で、製品を中心として生活者にとって有用な情報を届けるなど、インドネシア全体の食生活の改善に貢献するような活動も行なっているんですね。

そんな風に、日本のみならず、世界各国で生活者の皆さんの栄養状態・健康に貢献することを私たちのミッションの一つとして活動しています。

―それがまさに「ただ食品を提供するだけではない」ということですね。

福永:そうですね。非常に社会的存在意義が深い事業を行なっている会社だと感じています。

また、今では「健康なこころとからだ」という点のみならず、長年積み重ねてきた先端バイオ・ファイン技術や様々な知見を活かして「食資源」や「地球持続性」といった社会課題の解決に貢献する企業として、グローバルに活動を行っています。

例えば「食資源」という観点でいえば、弊社が「食・栄養」の観点から研究を続けてきたアミノ酸についての知見を活かし、アミノサイエンスという領域で事業活動を行なっています。

地球の人口は、2050年には約97億人を超えると言われています。その未来においては、家畜が人口増加スピードに追いつかず、足りなくなると言われています。言い換えれば、お肉や乳製品といった食資源が不足してしまう可能性があるということですね。

味の素KKでは、そういった課題を解決し食資源を持続していくため、世界トップレベルのアミノ酸に関する知見や安全性の高い素材開発力を活かして「飼料用アミノ酸」製品を開発・製造しています。

「飼料用アミノ酸」製品を家畜の飼料に加えることで、家畜の栄養バランスを整え、ひいては土壌や水質の負荷を低減することもできるんですね。それによって、同じ資源からでもより多くの食資源を生み出すことができるようになります。

そういった製品を、欧米を中心とした飼料メーカーさんに販売し、また販売チャネル(販路)をグローバルに展開することで、世界の人口増加に伴う、食糧需要の急拡大という社会課題解決に対し貢献しています。

そういった活動を通じて、食資源の様々な有効活用や地球持続性にも貢献をしているのです。

―そういった事業も行なっているんですね。私たちが身近に接している「味の素®︎」「食品」のイメージからはなかなか想像がつかない幅広い領域で、就活生の皆さんにも馴染みがなかった部分ではないでしょうか。

福永:皆さんに馴染みがない部分といえば、これまでの話からは少し逸れますが、アミノサイエンスは食品以外の様々な分野に活用されています。

例えば、皆さんの皮膚や髪の毛はタンパク質などで出来ていて、そこではアミノ酸が非常に重要になります。そうした観点から、シャンプーやボディーソープの成分となるアミノ酸も、我々が国内外のクライアント企業である消費財メーカーさんにBtoB事業として提供をしています。

また、パソコンやタブレット端末等の性能向上に不可欠な絶縁フィルムという電子材料も「味の素KKならでは」というアミノ酸技術を活かし、製造・販売をしています。

そのような事業を通じて、地域社会・地球との共生や生活者の快適な生活を実現することに貢献しています。

味の素KKの若手は、20代で数百億円のブランドを動かすことも

―本当に幅広い事業を行なっていますね。様々な領域からいろいろな形で社会に貢献できる企業として、就活生からの人気が高いのも納得です。

企業理解が進んだところで、本題の「キャリア・成長」といったテーマでお話を伺えればと思います。

就活の場では、「ベンチャー企業や外資系企業と比べ、大企業は裁量権がない・成長できない」といった意見がよく聞かれますが...。味の素KKにおいてのキャリアはどういったものなのでしょうか?

福永:裁量権や成長という文脈でいえば、味の素KKという会社は非常に恵まれた環境だと考えています。

例えば、我が社で非常に人気の職種である「マーケッター」。商品のコンセプトをどうするか、ブランドをどう作り上げていくか、といった商品開発やブランド育成の根本を担う職種です。

そんなマーケッターの仕事ですが、マーケッターを希望する場合、営業職やコーポレート職などを経て、新卒5年目から8年目ほどのタイミングで担当することになります。すると、20代のうちに、売上数百億円というブランドを任されることになるというわけです。

私たちも民間企業として、過去の遺産を受け継ぐだけではなくて、過去を超えて成長し続けなければなりません。

生活者の皆さんに愛される製品を生み出し、優れたブランドを作り上げ、多くの方々に製品を購入していただく。

そうして、トップシェア・売上数百億という経済価値だけでなく、見えないブランド価値を創出しながら、さらに成長させていくという、非常にダイナミックな仕事に挑戦していくことが求められるのですね。

そういった経験の濃さ、シビれる刺激で言えば、比較される外資系企業さんにも引けを取っていないと思いますし、数百億円のブランドを任されるという経験は、ベンチャー企業ではなかなか味わえない経験ではないかとも思います。

売上は1兆円を超える企業ですが、事務系採用の人数は年間数十名と非常に少数精鋭ですし、商品数も非常に多いですから、そういったブランドや製品開発に携わるチャンスにも恵まれている環境です。

―数百億円規模のブランドを動かす。まさに、大企業でなくては経験できないキャリアですよね。

福永:また、メーカーというとマーケッターが取り上げられがちですが、他にももちろん魅力的な機会は多数存在します。

最近の事例で言えば、1-2年目営業若手社員が国内の地域社会における栄養課題を解決するプロジェクトの企画・運営の一役を担ったという事例もあります。

国内の地域社会における栄養課題として、愛知県の20歳以上の男女が47都道府県の中で、野菜を一番摂取されていないというデータがありました。

その栄養課題を解決するために、地方自治体・農協・テレビ局・小売店・流通業など、様々なステークホルダーを巻き込んで、野菜の摂取量を向上させる取り組みを行なっています。

―1年目の若手社員が、自治体などを巻き込んでプロジェクトを動かす。大きな挑戦ですね。

福永:若くしてそういった挑戦ができるのも、110年という長い味の素KKの歴史で、先人たちが積み上げたもの、財産がある、だからこそです。

「味の素KK」という企業自体を皆さんが信頼してくださっているからこそ、自治体の皆さん、農協の皆さんからご協力をいただけたりします。

食に関するデータも、国内トップレベルで蓄積されているでしょう。

愛知県の事例で言えば、どういった家庭がどういった食事をしていて、どういった課題があるのか。その課題をカバーするために、どういったアプローチをすればよいか。その膨大なデータから、仮説を立て、提案し、課題を解決していく。その経験はかけがえのないものになるでしょう。

そういった経験やリソースを活用することで、様々な人々を巻き込み、「食・栄養」といった観点から社会に対して大きな貢献をすることができる。非常に魅力的な環境だと思います。

味の素KKにおけるキャリアの歩み方

―資産を活かして、様々な分野から、社会に非常に大きな貢献をしていく。日本を代表する大企業ならではの魅力ですね。

また、味の素の離職率は2%以下である、ともお伺いしています。平均的な企業の離職率が20%以下と聞いていますから、驚異的な数字ですよね。

事業はもちろん、やはりキャリアを歩んでいく環境も魅力的なのでしょうか。

福永:味の素KKには「人を大切にする」という共通の価値観をもつ企業で、それに紐づく人事諸制度や福利厚生などがあり、また様々な取り組みを行なっていますから、それも一因となっているのではないでしょうか。

象徴的な取り組みとして、味の素KKには年に一度、「キャリアデザイン面談」を上司との間で行う対話形式の面談があります。

どんな職務に携わりたいのか、仕事を通じてどんな価値を生み出していきたいのかという、いわゆる「ワーク」の観点はもちろん、例えば結婚(育児)や留学など様々なライフイベント、「ライフ」の部分も含めて、どんなキャリアを歩んでいくかを上司と相談しながら決めていこう、という面談です。

「ライフ」の部分で言えば、5年後ぐらいには家庭を持って、10年後にはどんな生活をしていたくて、などですね。

そういった観点を含めて「ワーク」と「ライフ」の目標に向かって行くためには、どんなキャリアを歩めばいいか、いつまでにどんなスキルを身につければいいか、ということを考えていきます。

「ワークライフバランス」という言葉があるように、働き方は人生に大きな影響を及ぼし、その逆もまた同様です。それほど密接に関わりあうものにも関わらず、その両面を考える機会は一般的に少ないようです。

そんな中「ワーク」と「ライフ」の両面で、経験豊かな上司からヒントを得ながら自分のキャリアを考えられるということで、社員からの評判も良いですし、また外部の研修企業の方々から参考にさせてほしいと聞かれることも多々あります。

「人を大切にする」という価値観のもと、社員一人ひとりが職場や家庭を含めた「人生」を豊かに過ごせるよう、そういった取り組みを行っています。

―そういった仕組みが、社員満足度(エンゲージメント)の高さの秘訣と言えそうですね。

福永:そしてそれぞれが、自分の人生を実現するためにこういう機会に挑戦したい、と考えた時、そこに対する機会も開かれているのが、味の素KKという会社の魅力ではないかなと感じています。

それこそ、先ほども申し上げたように、1年目、2年目といった若手社員であっても、周囲を巻き込みながら大きなプロジェクトに挑戦することができます。

若手の挑戦を応援しよう、若いうちに失敗も経験して、大きく成長してもらおうという文化が古くから根づいています。

「大企業」というとドラマや小説などでイメージされがちな「社内政治」や「えこひいき」もありません。

「トップブランドのマーケッターになりたい」、「海外に駐在してグローバルに活躍したい」、「まだ世の中にはない価値を生み出したい」、そういった挑戦も、比較的狭き門ではありますが、手を挙げた人のチャレンジは受け入れた上で、それまでの成果を元に公平公正にアサインを決めています。

そうして、自分の人生の実現のために、周囲の仲間と切磋琢磨をしながら成長し、自らのキャリアを築き上げていく。自分の人生を見据えながら、事業の成長や社会への貢献にコミットする。そうした環境が揃っていることも、味の素KKの魅力だと考えています。

―110年の歴史で培ったマーケティング力と独自技術を活かし、「健康なこころとからだ」・「食資源」・「地球持続性」といった社会課題の解決に向けて、非常に大きな規模で社会に貢献をしていく。そしてその上で「人を大切にする」という価値観の元、自らの豊かなキャリアを描くために挑戦する多種多様な環境が整っている。

味の素KKのミッション・キャリア観に共感できる人にとっては、非常に魅力的な環境ですね!福永さん、本日はありがとうございました!