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自分を売りこむ技術を磨く!面接に向けてアピールポイントを創り上げる方法

「自分という商品を売り込む営業」と良く例えられる面接。 「この学生が必要だ!」と企業に思わせるために、自分のアピールポイントを定めておくべきです。 そこで今回は面接におけるアピールポイントの考え方をお伝えします。

自己PRと学生時代頑張ったことの違いとは?

多くの学生が面接を受ける上でまず認識しておくべきは、「自己PR」と「学生時代頑張ったこと」の違いです。

ここではまず前提として、自己PRと学生時代頑張ったことの違いを説明します。

まず面接における自己PRとは「自分の強みといったアピールポイントを過去経験とともに伝え、就活生が企業に必要とされている人物であること」を証明するものです。

つまり自己PRを聞くことで、企業側は「本当にその強みを就活生が持っているのか」「就活生の強みが自社に適したものなのか?」「就活生の経験の中で、どういった曲面や状況下で自分の強みを発揮してきたのか?」以上の3つを確かめる狙いがあります。

一方で、学生時代頑張ったこととは「過去経験の中で、どういったプロセスで行動を起こし結果どういった成果を上げたのかを伝える。それにより、就職後も実際に成果をあげられるかどうか」を測るものです。

企業側が面接で学生時代頑張ったことを聞く目的としては、大枠2つです。

1点目は、「どういった背景や理由で行動を起こしたのか」といった個人の価値観を知ること。

2点目は、成果を上げるために起こした行動の妥当性を確かめ、入社後も活躍できるかを図ること

まとめると、

自己PRの主要な論点は、個人の特質や強み(=アピールポイント)の有無や自社に必要かどうかの見極めです。

一方で、学生時代頑張ったことの主要な論点は、結果・成果に至るまでの行動の妥当性や内容になります。

自己PRは自己の強みについて、学生時代頑張ったことは過去経験のプロセスが焦点になります。

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面接に向けてアピールポイントを定め、磨き上げる方法

面接で自分を自己アピールしなきゃいけないとは頭ではわかっている。

けれど、「アピールポイントなんてない...」面接に向けてアピールポイントをどう見つけるべきか、わからない学生の方は多いのでは?

自分のアピールポイントが見つからなければ、自己PRを書くことすらできない。

そこでアピールポイントの簡単な見つけ方をお伝えします。

面接に備えて、アピールポイントの見つけ、磨き上げるには、以下の4ステップを踏む必要があります。

1.自分の長所をたくさん挙げてみる 2.長所に対する理由・根拠づけ 3.長所の中から面接で話すアピールポイントの選定 4.アピールポイントの深堀

それでは、各ステップを説明していきます。

◇アピールポイントの見つけ方① 長所の洗い出し まずはできるだけ網羅的に、自分の長所を網羅的に出します。

ここでは、自分の長所をとにかく例を出して考えることがポイント。

理由としては、最初の段階で網羅的に自分の長所を洗い出し、面接でのアピールの幅を増やせるためです。

ここでは、上げていった自分の長所の強弱を考える必要はありません。少しでも自分の長所だと思えれば十分です。

以下例のように、網羅的に自分の長所を挙げてください。

【長所の洗い出し】見本 ・粘り強い ・決めたことはやり抜く ・ポジティブ ・チャレンジ精神 ・ロジカルに物事を捉えられる ・責任感の強さ 等々

自分で長所が思いつかない場合は、面接ではご両親や親しい友人に自分の長所について聞いてみてください。

◇アピールポイントの見つけ方② 長所に対する根拠付け

次は、両親との関係や自分の生い立ちを振り返って、長所が生まれた理由を客観的に分析します。

この長所に対して根拠づけを行う理由は、自己分析の一環として選考対策に必要なためです。

どういった理由で自分のパーソナリティや長所が育まれたのかといった、自己分析の深さを掘り下げる企業は多い。

それ故、自分の価値観が生まれた理由を整理しておいて損はありません。

長所の裏にはどういった背景・理由があるのか、以下見本のように整理しておきましょう。

【長所の根拠付け】見本 長所:粘り強さ・ポジティブ

『原体験は、小学生の際に経験した中学受験にあると考える。受験勉強を始めた際は、クラスでも最下位の成績であった。しかし、勉強を続けていく中で成績が上がり、当初無理だといわれていた志望校にも合格できた。

この幼少期の成功体験が、努力を続ければ結果は出るといった価値観を形成し、困難なことにも立ち向かえる粘り強さ、ポジティブさを形成した。』

このように、面接では自分の過去経験を振り返り、自己の性格・長所を作り上げた根拠を固めていきましょう。

ステップ1で上げた長所の中で、明確な原体験が見えない長所は選択肢から外していきましょう。

◇アピールポイントの見つけ方③ 根拠のある長所からアピールポイントを絞り込む

次のステップは、網羅的に挙げた長所から面接で話すアピールポイントを絞ります。

この際の判断軸は、「受験する企業の求める人物像」です。企業の求める人物像に基づき、最もその企業に有効そうな長所を選択します。

大前提ですが、企業によって求められる人物像や人的適正は異なります。

例えば、「チャレンジ精神を持ち、主体的に行動できる人」といった人物像を企業が求めている場合、それに即して行動力や主体性、当事者意識の強さを面接でPRするべきです。

多くの就活生の方は何かしら長所を持っているかと思います。例えば、部活で主将を務め30人以上のチームをまとめていた経験で発揮した、リーダーシップやマネジメント能力。

サークルの活動をよりよくするための行動で発揮した、行動力や周囲を巻き込む力。

このように自分の過去経験からアピールポイントは見つけられるかと思います。

こういった自分が持つ長所のうちどれを面接でPRするか、その選択基準として企業の求める人物像を把握しておきましょう。

◇アピールポイントの見つけ方④ 絞り込んだアピールポイントに肉付けする

最後は、絞り込んだアピールポイントに対して、その長所を発揮したエピソードを加えます。

後述しますが、例えば自己PRなど面接で自分のアピールポイントを伝える際、エピソードともに、自分のアピールポイントが具体的にどのような場面で発揮されたかを説明する必要があります。

アピールポイント一つに対して、2つか3つ程度根拠となるエピソードを加えましょう。

以下見本を参考にして、アピールポイント毎にエピソードを整理してみて下さい。

自分のアピールポイント:粘り強さ

「ゼミの研究発表にて、研究内容やプレゼン資料について教授から何回もだめだしされながら、そのたび準備期間3か月に渡って手直しを加え続けた。その結果最後には、ゼミメンバーの中でも最も質の高い研究だという評価を教授から得た。」

「アルバイト先の企業で、クレジットカードの契約を取る営業バイトをしていた。そこではアルバイト一人毎に目標数値が与えられていたが、アルバイトを始めた当初1か月は未達の状況が続いていた。

しかしあきらめることなく、トーク内容や顧客への接触回数を増やす取り組みを続け、入社3か月後にはアルバイト内で1位の成績を上げられた。」

このように各アピールポイントごとに、エピソードを整理することでアピールポイントの根拠や伝え方の幅を持っておきましょう。

このようにアピールポイントの選定、そして具体的に発揮したエピソードを整理し、自己PRの核とします。

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面接における自己PR・アピールポイントの伝え方

ここまでは、アピールポイントを定め、肉付けし自己PRの核を作る方法をお伝えしました。

ここからは具体的に自分のアピールポイントを伝える技術について説明します。

面接における自己PR・アピールポイントの伝え方として重要になるのは2つ。

1点目は、どういう状況で自分の強みが発揮されたかを具体的に伝えること。

例えばダメな、自己PR・アピールポイントの伝え方として、

「私は大学2年生の時に地域でのごみを拾うボランティアサークルを立ち上げ、2年間代表を務めました。 この経験で培ったリーダーシップを御社の仕事でも発揮したいと思います。」

この例はリーダーシップをアピールポイントとしていますが、具体的にどのようにリーダーシップを発揮してきたのかイメージが付きません。

どういう状況下で自分の強みが発揮されたのかを具体的に捕捉するならば、

「ボランティアサークルを立ち上げた当初は、3人しかメンバーがおらず新規のメンバーが参加してもなかなかサークルに定着しませんでした。

そこで新規のメンバーがサークルの活動に対して意味を見いだせるよう、私が主導して地域のイベントに参加し、ごみの回収を行うことで地域住民の方からの賛同や感謝を得ることを繰り返しました。

結果として、私が立ち上げたサークル は20人弱の規模にまで大きくできました。

自分の強みとして、自ら率先して行動し周囲を引っ張るリーダーシップが御社の仕事で活かせると思います。」

このように、どのような状況下で強み・アピールポイントを発揮したかを具体的に話すことで、リーダーシップだけでなく周囲への貢献意識や行動力が伝わる自己PRとなったかと思います。

自分の話内容に具体性を持たせることで初めて、面接官はPRポイントを本当に持っているかの判断を下すことができます。

2点目は、企業のどんな仕事で自分の強み/アピールポイントが活かせるのか、を伝えることです。

狙いとしては、自分の強みが実際に入社後でも発揮できると伝え、企業にとって利益をもたらす人材であると思わせることです。

伝え方としては、以下文を参考にしてみて下さい。

「私の強みは、周囲を引っ張り上げるリーダーシップであり、長期的には営業職でその強みを活かせるかと思います。

御社の営業部では、新規の顧客獲得が主要なミッションと伺いました。その業務では、明確な営業戦略の元、チームに行動目標を割り振り、数字を上げることが求められると思います。

その中で、チームメンバーから結果の分析や改善案を引き出し、チーム全体を高めることが営業部のリーダーに求められる力と伺いました。

そこで私が培った、自ら率先して行動し、周囲を引っ張りながら目標を達成するリーダーシップが発揮できると思います。」

具体的な企業の業務やミッション、求められる資質を把握し、自分の強みを重ね上げるイメージで自分のアピールポイントを固め、自己PRを作り上げましょう。

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